『ドクター・ストレンジ』は箸休め

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『Doctor Strange』、邦題『医者は奇妙』は、マーベルの新シリーズ。
公開翌日、土曜日の立川「シネマシティ」2Dは、盛況だったけど、日曜日の海老名「イオンシネマ」吹き替え3Dは、5~6人の閑古鳥だった。

入館時、小さなポスターとヤクルトのクリアファイルをもらった。
なぜヤクルトかというと、劇中、香港でヤクルトの看板が落ちて、大写しになる、昨今の分かり易いスポンサーが作品内に映るアレでアレなのだ。

キャラクターが印刷されたクリアファイルって、アニメ映画では、毎週とか絵柄変えて配布したりして動員かけたりするし、アニメイトなどで商品としてそこそこの値段が付いているし、amazonでもプレミア付いているのか数千円で売られていたりして、本来の使い方と違う異様なアイテム(strange item)となっているけれど、あんなもんどうするんやろか?と思ってしまうわ。

というのも、オレは毎週木曜日にココスで、ガルパンのクリアファイルがもらえるセットメニューを食べ、今週で3種類目を入手予定なのだが、家に持ち帰ったところで…
はて、これは何の意味があるのだろう? そもそもコレクションする意思は無いし、使うつもりもないし、オークションに出すつもりもないし…
どこぞのハッピーセットのように、もらった瞬間がテンションのピークで、その後、時空のヒズミに取り込まれ消え失せてしまい、思い出されるコトもないアイテムになるコトは必至。
そんな無駄なモノの為に、毎週木曜日ココスに通うオレ…
意味有る?
いや、そもそも、生きるって何? 何の意味が有る?
生きる意味を見つける為に生きる?
ほほ~、では、ガルパンのクリアファイルの意味を見つける為にココスに通うという道理も成り立つワケだ。
な~んだ。そうか。いいんだ。オレ。
よし!全種類コンプリートだ! そして、まとめて燃えないゴミに出してやる!
♪エ~ンタ~、エ~ンタ~、ミッション…

 

そして、小さなポスターは、どうすればいいのだろう? 昭和生まれとしては、「あまちゃん」にならって、部屋の壁とか天井に貼るか、フスマの穴が開いたトコに貼るコトぐらいしか浮かばないのだが… 床の間が有れば、掛け軸としてぶら下げるのもイカしているとは思うが、床の間は無いし…
そもそも毎日眺めたいモノでもないし。

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さて…

この作品における、主役カンバーバッチが修行する場所はネパール。

『ジョニー イングリッシュ』で、ローワン・ワトキンソンが修行していたシーンとソックリ!修行内容は違うけど。既視感満載やわ。
なんかさ、欧米人は、チベットとかモンゴルとかで修行すれば、超人になれる!と信じとるんやろね。
天才的な脳外科医故、天狗になっているカンバーバッチは、もっと天狗に成れる場所が有るので、続編は高尾山で修行してもらいたいわ。 毎日、八王子からでも通えて快適やしね。

師匠役は、ティルダ・スウィントン
ナルニア国物語』で白い魔女やとった、金子國義が描くような顔の人。
相変わらず、作りモンみたいに無機質で、整った顔しとる。

 

アクションとしては、TVCMで流れる、あのビルがグリグリ曲がるシーンが売りみたいだけど、あんなの『インセプション』の方が先だし、臨場感有るし、新鮮味は無いわ。
それより、後半で時間の逆再生と通常時間がクロスするシーンの描き方はニヤけるぐらい、よくできとった。
あっこのシーンをコマ送りする為だけに Blu-ray 買うてもいいわ。

修行を積んで、戦って、強くなったカンバーバッチが、途中からマントを羽織るんやけど、その出で立ちが、クリストファー・リーヴ演じるスーパーマンに見えてきて、そんなん強くて当たり前やん!って思えてきて、DCコミックのパクリなん?って感じもしたけど、そもそも『ドクター・ストレンジ』自体、アベンジャーズシリーズから見れば、派生の位置付けやし、マーベルにおける『ローグワン』みたいで、箸休め感が強かったわ。

さて、1月も終わりやけど、今んトコ、今年は特筆すべき作品ナシ…

 

ドクターストレンジ

 

インセプション