平成最後の天皇誕生日一般参賀 @2018.12.23
「一般参賀」は、年に2回有って、
12月23日の「天皇誕生日一般参賀」のお出ましは、10:20、11:00、11:40の3回。
1月2日の「新年一般参賀」のお出ましは、10:10~14:20の間に5回有る。
経験上、「新年一般参賀」の第1回のお出ましを待つ人が一番多く、並ぶ時間が一番長い。(第1回のお出ましに間に合わないことも当然有る)
ここ数年、不届き者のオレは、混雑を避け、「天皇誕生日一般参賀」だけ参上していた。
初めて「新年一般参賀」に参上した時は、私服警官というか、公安の多さに驚いた。
アカを見張っているのだろうが、刑務所はおろか、留置所さえ入ったコトがないオレも緊張し、何か目が合ったらいかんような気がした。
しかし、同時にムカついて、翌年から一人ひとり顔を覚えてやるつもりで、見るコトにしている。
今年は背広を着た警視庁の人が写真を撮っていた。良いカメラを持っている。
さて、平成30年12月23日は、平成最後の「天皇誕生日」。混むコトは必至。
しかし、新年は予定が入っている。
行かねばなるまい!行かない理由が無い!とアラームが鳴る前、暗い内に起きたものの、朝イチはパスして…などとダラダラ出かけたのだが、初めての大混雑だった。
地下鉄二重橋前駅の自動改札前から動かない列が有った。
素直に後ろに並ぶ人が多かった。
オレも並びそうになったのだが、いやいや、こりゃいかんぞ!と皇居から遠のくものの、空いた出口が有るだろう東京駅側に歩き、地上に出た。
しかし、通常、和田倉門というか、東京駅の正面から外苑に入るのだが、そこは通行止めになっていて、馬場先門に回れとのコト。
たぶん大手門からの入場する列と合流させるのを、二重橋前一箇所にしたのだろう。(桜田門からの合流はいつものコト)
三方から合流する場所で並んだ列は、全然動かず、第1回のお出ましは勿論、第2回の時間になっても動かなかった。
それほど寒くなかったが、頻尿の人たちは辛かっただろう。
また、毎度の紙の国旗を配る人も馬場先門には居なかった。
列が動き出して、最終の第3回のお出ましに間に合うコトは分かったものの、群集心理というのか、周りの年寄りたちは我先にズンズン進む。割り込みも当然有った。
「慌てるナントカはナントカ」という標語は、差別用語が入っているので、消えていく運命なのだろうが、代わる標語が必要だ。類語辞典に依ると「急いてはことを仕損じる」や「急がば回れ」も類語らしいが、イメージが違う。もっと小馬鹿にする標語が欲しい。
閑話休題。
あれだけ長い列だったのに、宮殿の前の広場はなかなかに人々を吸収できる。
「奥の方が比較的空いています」と奥へ誘導する放送が有るが、オレは奥の方で見たコトが無い。
前の方に背が高い連中が少ない場所を選んだ。一昨年ぐらいは、北欧の連中が壁になって難儀した。
前日の天気予報で日暮れ時ぐらいに雨が降るのは知っていたけど、朝から数回小雨が降った。
最終の第3回のお出ましの時も小雨が降った。
しかし、偉いコトに誰も傘を差さなかった。差せなかったのかもしれんけど。
皇族は高い処にお出ましするとはいえ、群衆の中、背の高い者たちに囲まれた年寄りたちは、皇族が見えない。
今年は、モニターが宮殿の両脇に設置されていたが、そのモニターさえも見えない様子だった。
また、人が多過ぎたからか、右翼も少なく感じた。
振られる旗で、なかなかピントは合わない。
家に帰って、平成最多の人出だったコトを知った。
即ち、ここ30年で最多だったというコトだ。
雨にも降られ、人に揉まれ、大変だったけど、晴れやかな気分になれた。
さてさて、言いたいコトはまだ有るけど、皇室に関するコトは言葉を間違えると大変なので、ここらで…