犬山
伊勢は津でもつ
津は伊勢でもつ
犬山の猿が焚火にあたっているというニュース映像を見て思い出したコト…
犬山に行った時、犬山遊園駅で降りて、時間は早いけど荷物を置きたくてホテルにチェックインした後、煙草を一本吸い、すぐに鍵をフロントに預け、犬山城に向かった。
犬山城が国宝であるコトなんぞ知らずに向かっていたのだが、どうも天守閣(?)は改装中であるとのコト。そもそもオレは城に対し何の思い入れも無いが、旅行先に有ればそこそこ行っているが、この時は「じゃあいいや」とすぐに諦め、城下町を歩くコトにした。
少し早いけど、夕食をドコで食べるかな?などと考えながら歩いていたが、観光地という場所で魅かれる店というのはオレには無い。全部割高というコトが大きい。
そうこうしている内に、犬山駅まで着いてしまったが、オレの目が悪いのか居酒屋しか見つけられない。
知人と同行しているならば居酒屋でもいいのだが…
土地勘の無い場所で、日の有る内から、一人で酒を飲む
…という行為は好まない。
犬山遊園駅と犬山駅が電車内で感じたより近いコトを知ったので、犬山遊園駅方面へ歩きながら、GoogleMapで「ランチ」をやっているような店は無いものか調べた。
道中、中華料理屋が有ったので、入るべと思い近づいている最中、車から男が降りてきて店に入った。
気にするコトではないけど、知らない関係の客が連続するコトを好まない。
お店の人に「お二人様ですか?」と聞かれれば…
「はぁ?」と言うと、入って来た途端けんか腰の感じの悪いオッサンと思われるし、
「いやいやいやいや」と手を振ると、もう一人の人を全否定する感じになるし、
「一人です!」と指を一本立てれば、今頃トゥース!かよ!?と馬鹿にされるし…
繁盛店ならまだしも、客がまばらにしか入らないような店で、連続して入店するなんてセンスが無い。
機を逸した…
犬山遊園駅まで戻ってしまった。
「立小便厳禁」が「私有地」だから。という理由が面白くて、写真を撮ったら上にキャバクラの文字。
実は、ここ犬山遊園駅周辺にはコンビニも無い。それなのにキャバクラが有る!!?
しかも…
おおおお!!! どう見てもマンション!!
Space of companion mode M
「仲間の空間 mode M」の「M」は「mansion(大邸宅)」の「M」なのか!!??
え?どういうコト?マンション全体がキャバクラなのか!?
各個室で接客するんか?
こ、これは…
マントル?
いやいや、「mantle」と書く地殻とかその手の「マントル」ではなく、「mansion」+「toruko (turkey)」の「マントル」でんがな。
しばらく聞かない言葉だからなぁ… 平成生まれは知らんやろ?ましてや令和生まれはまだ喋れんやろうし。
かつて日本人は「ソープランド」のコトを「トルコ共和国のお風呂」略して「トルコ風呂」と呼んでおり、一生行くことがないかもしれない異国、トルコ共和国を見果てぬ夢のような場所と思っていた時代の言葉ですわ。ダッチワイフと同時代の言葉ですわな。
特定の国を下半身の象徴として呼んでいた因果応報とでも言いますか、現代社会において「utamaro」や「hentai」が、本来の意味ではなく世界の標準語となってしもた。
blog.livedoor.jp
「トルコ風呂」をお店ではなく、マンションで営業する形態を「マンショントルコ」略して「マントル」と呼んでいたんですな。
かく言うオレもその筋の学術書で読んだだけで、実体験がないものですから、デリヘルとの違いなど聞かれても、「行くと居る」のと「行くと来る」の違いじゃない?としか答えようがないのだが、マンション全体がキャバクラ、キャバレークラブなのか!!しかも駅の正面!!
これはスゴイ資本力 !
マンションの排水はザーメン!
…と騒ぎましたが、違ったようです。
ホテルに行く途中、前を通った「swan's cafe」でケーキを頬張っていた、朝市に出店するおばさんしかいないと思われた犬山に不釣り合いな若い女の子はココのスタッフ~というかキャストだったのか!? お洒落女子だったのか!?
そして、犬山はインスタグラムで人気急上昇という情報をまさかこんなサイトで知るとは!!
さて、まじめに夕食を確保せねば!
レストランの看板が有ったけど、一つは閉店で、もう一つは木曽川を渡った岐阜県側の店だった。
マジか!?
犬山方面へ戻るか?
いやいや、犬山遊園駅の方が低地にあるので、犬山駅の方から歩くのは楽だったけど、あの坂を上るか?
嫌や。
犬山遊園駅周辺の喫茶店は、少しこじゃれた店と、民芸風の昭和な店と…
そして、意味不明な店名…
って、実は犬山に行く前にもGoogleMapを見た時、気になったので調べて知っていたけど、じっくりゆっくり食事をしたかったのでその店を避け、「コーヒースナック」の意味が分からんけど、「いせ」の方に行ってみると、営業時間終了なのか閉店。
泊まるホテルは団体客が飯を食っとったけど、レストランや食堂は無し。夕食は予約制で部屋食いだったハズ…
ええい!行くしかない!
なんかいろいろ…
カランコロンと音を鳴らして入店。
予想外な玄関。靴を脱いで上がるらしい。
奥から普通のワンピースのおばちゃんが出て来て「喫茶?」と聞かれ、「はぁ、何か食べたいんですけど?」と答えると、「今ねカラオケやってるから」と何か脈略の無い会話の末、入店を許可されたので、下駄箱のスリッパに履き替え中に入った。
座るのはどこでもいいと言われたものの、2つのボックス席は常連が歌う順番を待っているので、ボックスでない席というか、入口に一番近い席に座った。
ん~~~!スナック的なシステムなのかな?
お冷を出しながらメニューを渡された時「ウチはね、たくさんサービスするから」と言われ、ん~~!なんだこりゃ?と財布の中に幾ら入っていたか気になりだす。
ブレンドコーヒーを注文した。
コーヒーが出て来る前に、お茶のペットボトルとお団子が出て来た。お冷、お茶…
名古屋の喫茶店はアレだと聞いているが…
できればごはんの前にお団子は食べたくない。などと思いながら、お団子が乗っているお皿はどこぞの中華料理屋の名前入り… 出前のやつ?
はい!コーヒー出てきました~。
はてさて、名古屋の喫茶店はアレだと聞いているが何か続くのか?…
コーヒーをチビチビ飲んでいると、サンドウィッチやらフルーツやら、そしてお団子やらが出て来た。
できればごはんの途中にも、お団子は食べたくない。などと思ってしまうけど、下手すると今日の夕食かもしれないので食った。
って、この店、東海地方じゃ有名なんでしょ?
また来て下さいね。と最初のおばちゃんに見送ってもらって退店した。
近所に住んでいるなら、また来るコトもあろうが、犬山自体再訪するか分からんしな…
「パブ レスト(ラン)」だったのね。聞き慣れた単語と間違え「バンプレスト」と読み違えていたわよ。
まあ、結果的に腹が満たされないので、酒やツマミなど入手するべきだ。と犬山橋を渡って岐阜県へ。
コンビニに行くつもりが、途中にラーメン屋を2件発見。
片方は新しく若い客が何人かカウンターに座っていたのが見えたけど、もう片方の店の客は皆無。
寸前に怖い思いしているので、客が居ない方の店に入ると、窓を拭く店のおばちゃんと目が合った。
久しぶりのお客で「いらっしゃいませ~!!」と歓待してくれるかと思いきや、次の瞬間、目線を外され、掃除を続けるおばちゃん。
4~5台有るテーブル席もそこそこの人数が座れるカウンターも客は皆無。
「え~っとどこでもいいんですかねぇ~」とコッチが恐縮する始末。
しかも返事は無し。
一人だし、通常ならカウンターを選ぶのだが、選び放題席が空いているのに、小さくカウンターに座るのもアレやな。と言葉が見つからないので「アレ」で済まし、ど真ん中のテーブル席に座った。
で、結果的にメニューの選択を間違えて、ラーメンの他に揚げ物を山ほど注文したものの、食べ切らず、残して退店という結果で、アップアップしながら犬山橋を渡り、愛知県に戻りましたとさ。