個人ブログで映画を語る際、「あらすじ」は必要か?


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観ていない映画の情報を得るのに「あらすじ」は有効。
逆に、観ている映画の解釈や感想を知りたい時には、「あらすじ」は邪魔になるコトが有るわな。
そもそも、映画の供給元や、ステマも含め有名人が書くブログやツイッターは売る側やから、いいとして、個人のブログで映画を語る際、「あらすじ」は必要なのか? 考えてみた。


映画のレビューで、プロ(銭をもらっている)、アマ(勝手に書いてる)問わず、「あらすじ」で埋まっているケースが見られる。
どっかからコピペした「あらすじ」を長々と述べ、最後の1~2行で、「おすすめの映画です」的なコメントで締めくくるパターンね。
これは、基本、いらんと思うわ。
検索エンジンに引っかかりやすいように、キーワードを散りばめて、アクセス数を稼ぎたいのなら、書き手側には意味が有るだろうけど、読み手側には意味が無い。

これさ、不思議なコトに、『Yahoo! 映画』や『ぴあ映画生活』などの評価サイトのレビューでも見られるのよね。
そのレビューにたどり着く前に、オフィシャルの「あらすじ」が有るのに、またレビューで「あらすじ」を繰り返すワケや。 意味が分からん。
しかも、「役に立ったボタン」が押されていたりする。 は?
「センズリ」的一人芝居なのか、山梨の「ムジン」みたいな、仲間同士の互助作業なのか知らんけど、そんなつまらんコメントが役に立つワケがない。


「あらすじ」を引用符や罫線で囲っているケースが有る。
これは助かる。必要ならば読むし、必要でないならその部分を読み飛ばせる。


「あらすじ」が大半を占めるんだけど、書き手の解釈で「あらすじ」をデフォルメしているケースが有る。
これは、良いと思う。
TBSラジオ「たまむすび」内「アメリカ流れ者」での『町山智浩』の作品紹介での表現がコレに当たる。
TVCMを打っている作品は、CMで述べられているコトを膨らませる必要があるし、無名作品は、なぜその作品を観るべきなのか、ストーリーも含め作品の特異性を伝える為に有効やわ。

余談ながら、『町山智浩』は策士なので、本人は「つまらん」と思った作品でも、「面白そう」と思わせる表現をする時が有る。ただ、基本的に嘘は付きたくないみたいなので、発せられる「単語」がどこにかかっているのか、よく聞けば分かるし、部分的なエピソードで引っ張って、作品全体をふんわり表現する時も有るので注意が必要。 そして、『進撃の巨人』は汚点。
余談ついでに、一時期よく見かけた『LiLiCo(リリコ)』は、今もTVの露出が有るのか知らんけど、単なる「太鼓持ち」で、「あらすじ」の朗読者に過ぎず、軽部真一と同程度の糞。


さて、整理しようと思う。
大きく分けると、その映画を…
●『観た人向け』
●『観ていない人向け』
…の2種類の対象と、…
●『新作』
●『旧作』
…の2種類に分けないとイカンのよね。

例1:
先出の「アメリカ流れ者」は、『新作』+『観ていない人向け』というコトになる。
当然、「あらすじ」のウエイトが高い。

例2:
TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」内「ムービーウォッチメン」は、『新作』+『観た人向け』の構成で、『宇多丸』の補足情報を含め、答え合わせ的に聞くのが楽しい。
「あらすじ」のウエイトは低い。

例3:
『旧作』に対してはどうか?
基本、『観ていない人向け』だろう。『観た人』は読まない。
記憶に残るシーンとか、ストーリーの妙とか、ユニークポイントを述べる必要があり、「あらすじ」のウエイトは三者三様。


うわっ! なんかそれっぽい法則が見つけて、偉そうなコト言ってやろうかと、自問自答はじめてしもたけど…

個人ブログで映画を語る場合、自分の言葉になっとらん「あらすじ」はできるだけ短い方がよか。
それよか、あんたの意見が聞きたか。

…という博多弁しか出てこんかった。

 

またもや残念!