Blue Monday ~キャノンかニコンじゃないと駄目なの?

一眼レフの商品比較において、キャノンとニコンでは、どちらが良いのか?といった議論を、価格コム等の掲示板でよく見かける。

この議論において…
オリンパスパナソニックは、『論外』。理由はマイクロフォーサーズだったり、ミラーレスだからという理由だったりする。
ソニーは、センサーの話になると登場するけど、トランスルーミラーにケチを付けてハードは無視されている。

そして、挙句の果てに、一眼レフの初心者向けの本には、「キャノンかニコン、どちらかを選んでいれば大丈夫!」とか書いてあったりする。

一方、その昔、「ことりっぷ」的な、ふんわりおしゃれ女子を目指すブスが読む本には、「ミラーレスカメラは女の子にも扱いやす~い!」とか書いてあったりした。
これを読んだ、「逃げ恥」のガッキーみたいにして下さい!と床屋で注文した結果、メイプル超合金の安藤なつがメガネを外しただけの顔になった女子たちが、こぞって Pen Lite や、LUMIX や、Nikonの3000番台や、Canonのkissなど小さくて軽いカメラを買った。


一見、それそれフィールドを見つけ、それなりに行き場を見つけたように見えるカメラ業界。
が、しかし…
ずっとCクラスに定住しているメーカーがいる…

ペンタックス(リコー) と 富士。


ペンタックスは、基本、防滴・防滴! ローパスフィルターレスの普及も早かった。 機能満載!スペックオタクに売れないはずがない!
売れない…
ボディー、グリップ、等、36色えんぴつ並に、色も揃えた。文句ねぇーだろ! あなたの色に染まりたい…
気持ち悪い…
ペンタックスって、頑張りが空回りする変態おじさん。


富士は、フィルムシュミレーションとか、エフェクトにリキ入れている感じ。
デジタルが付かない頃のカメラに郷愁を抱くフィルムゾンビが群がり、Xシリーズを神と崇める。
下手に絡もうものなら、撮影によって魂を抜いてしまう機能も有るはず! カメラ業界のボルデモート。


この両者の共通点。 信者が熱い。 マイノリティほどメンタル強いわ。

 

なんだろうね。
カメラって自動車と似ている。
スペック野郎、フィーリング重視野郎、評判重視、値引き率重視、営業マン(店員)のセールストークに乗せられついつい…
つくづく、この「選べる」世界、日本に居るコトを嬉しく思う。

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Black Friday」のような、amazonの「Cyber Monday」で、超安くなっていた、ペンタックスの一番安いAPS-Cカメラ。
勢いだけで、ポチってしまったけど、買った理由を見つけたくて、いろいろ思案したものの、理由は見つからない。
しばらく、封も切らずに、下駄箱の上にでも置いておこう。 自分への戒めとして。