2018年秋アニメのキーワードは「九州」と「小便」
ゲームやらアニメやらで、「サーガ」もしくは「サガ」と付くものをチラホラ見かける。
「ヴィンランド・サガ」「ゼノサーガ」「ケルベロス・サーガ」「ウルトラマンサーガ」「仮面ライダーサガ」etc.
オレはこれら何ひとつ見たコトない。
ニコニコ大百科に拠ると…
サーガ、サガ(saga)とは、アイスランド語で「物語」を指す単語である。主に年代記やファンタジーなどのタイトルにつく場合が殆ど。
…とある。
なるほど。
アイスランド語なんぞ縁がないコトもあって、少し謎めく感じがする。
2018年秋アニメも、毎シーズン恒例のブルーレイレコーダーに予約しまくったので、暇を見つけて、録画を見てみて、タイトルから予測できなかった、美少年ばかり出て来る女性用のズリネタアニメや、オッサンにはクスリともできない幼女キャラのギャグアニメの予約解除作業を始めた。
タイトルから、期待できない作品と、全然想像できない作品を優先して見て、くたびれたら、期待できそうなタイトルを見るという作業なのだが、期待できない作品に『ゾンビランドサガ』が有った。
オレは映画も海外ドラマも、ゾンビものが嫌いなので、予約解除候補筆頭。
で、はいはい。はいはい。と消す気満々で見始めたワケだけど…
ん?
博多弁?
いや、少し違う。 でも九州弁に間違いはない。
佐賀弁か…
…というコトで、『ゾンビランドサガ』は『ゾンビランド物語』ではなく、『ゾンビランド佐賀』だった。
福岡県:屋台。修羅の街。天神や博多といった都会。全国に有る天満宮の総大将、太宰府天満宮。
熊本県:阿蘇山。有明海。
長崎県:オランダや大陸の異文化交流の街。坂の街。
大分県:別府温泉。
宮崎県:どげんとせんないかん。マンゴー。高千穂、霧島。
鹿児島県:せごどん。桜島。
佐賀県:がばいばあちゃん、松雪泰子も佐賀 公表してねぇ。唐津。有田の陶器市。
…というコトで、佐賀県だけ風景が浮かびにくい。
ちなみに佐賀県は、『都道府県&市区町村魅力度ランキング2018』で堂々の44位というケツからトップ3だった。
そんな九州で一番影が薄い佐賀県が舞台となった待望のアニメだが、「ゾンビランド」扱い。
まあ、『博多とんこつラーメンズ』によると、博多(福岡県)は殺人者の街らしいので、ろくでもない県が隣り合っているというコトだ。
余談ながら、四国なんぞ4県を十把一絡げで、死の国『死国』と呼ぶ小説も有った。
生活圏から遠い地域は、神格化、偶像化されやすいのかもね。 そこが生活圏の人も居るというのに。
一種、オチなので具体的には述べないが、この『ゾンビランドサガ』は、『あそびあそばせ』の類の「詐欺漫画」だった。
1話見終わって「何じゃこりゃ?面白いかもしれん!!」となったワケだが、続く2話を見て「ふ~む」とクールダウン。
2話ぐらいで急な展開を望む方も酷かもしれんし、新しいアニメでありがちな1話目だけが魅力的なアニメかもしれん。
と、そんなワケで、2018年秋アニメが始まったワケだが、昨今、そのシーズン毎に傾向が有ると思う。
2018年春アニメは、シリーズモノの続編が多かった。
・フルメタル・パニック
・シュタインズ・ゲート
・ルパン三世
・キューティーハニー
・銀河英雄伝説
・東京喰種
・ハイスクールD×D
・弱虫ペダル
・その他
2018年夏アニメは、ギャグが多かった。
・あそびあそばせ
・邪神ちゃんドロップキック
・ちおちゃんの通学路
・中間管理録トネガワ
・ぐらんぶる
・Back Street Girls
・その他
どこぞのお偉いさんが仕切っているのだろうか?
秋アニメはどんな傾向なんやろか?と探り始めたワケだが…
まず、先出の『ゾンビランドサガ』と『ソラとウミのアイダ』を続けて見てしまったので…
方言というか、九州弁が来てる?
…と思った。
次に、『ゴブリンスレイヤー』と『ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士』を続けて見てしまった。
両者とも放尿というか失禁シーンが有った。
まさか!
…と愕然となった。
「放尿」と言えば、エロ界でもカテゴリーが確立されている。
海外サイトでの検索キーワードは「pee」だ。
犬を散歩させるコトは「pee walk」だ。
パンツだの、オッパイだの、お尻だのといった定番を超えて「小便」が来た!
もし、この世界がアニメ界に受け入れられれば、次は「糞」だ。
そして、食人ならぬ「ウンコ喰い」が現れる日も遠くない!
いやぁ、新鮮。新鮮。
臭さそうやけど新鮮!
むしろ、新鮮な小便!
かつて、健康法と言われ、まんまと自分の小便を飲む者たちが居た時でさえ、オレは頑としてそんなモノ飲まんかったが、テレビアニメ界にも来たじゃん!?小便!
某、ムツゴロウさんに至っては、ヤギだか羊だかが放尿した際、有難そうに、両手をお椀にしてゴクゴク飲んでいた。
ウンコ喰いの某氏は、ワシはウンコが好きなワケじゃないんや。ウンコさせて辱めるのが好きなんや。と至高のセリフを吐いていた。
差別はいかんからな。
差別しとったら、面倒くさいキチガイ集団が集まって来よるからな。
…と、一人盛り上がっとったワケやけど、2話目でこれまたクールダウン。
オシッコせんがな。
『ゴブリンスレイヤー』はどっかにエロ入れてきよるコトは高く評価するが、オシッコせんかった。
『ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士』に至っては、ジャンヌ・ダルクという幼女の入浴シーンで始まったワケだが、1週経ったら誰なのかも忘れとったし、幼い体は性別不明。こっちはこっちで、ロリ方面の需要を掴みに行っとるんか!!??
以上を踏まえ、まだ回を進めんと断定はでけんが、現時点で今秋アニメの傾向は…
九州で小便
と予告しておく。
春の『フルメタル・パニック! Invisible Victory』は最初の数話すごく良かった。
初回放送から豪華ブルーレイ発売するCMが打たれ、むむむ、これは買わんといかんか?と盛り上がっていたところ、その後右肩下がりに話の展開が悪くなって、作画も崩壊。最後に艦長の裸を無理やり入れてきたとて、それも美大入試のデッサン程度のクオリティ。
1シーズンに「Intermission」が2回も入るという混乱ぶり。
『フルメタル・パニック』の輝かしい歴史が崩壊した。
という例も有るので、時期尚早かもしれんが、2話まで見たところ、『SSSS.GRIDMAN(グリッドマン)』のクオリティが突出している。
流石は円谷。
怪獣のデザインは、「帰ってきたウルトラマン」が近いのかな、円谷らしいし、登場人物は嫌悪感の無いキャラクターだし、絵全体の色彩構成が爽やか。
ストーリーは、伏線がすぐ回収されて展開が良く、ダラダラしていない。
タイトルに「ウルトラマン」を付けなかったのも功を奏したと思う。
付けていたら、イメージが固まっているので、はいはいはい。で視聴候補に挙がらなかったかもしれない。
てか、ウルトラマン・グリッドマンというのも変やしな…