室蘭市立 絵鞆(えとも)小学校

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オレの最悪作品リストに挙がるシャフトの『打ち上げ花火下から見るか上から見るか』で、主人公たちが通っていた校舎が円形校舎だ。
オレは四角い校舎の学校にしか通ったコトがないので「円形校舎」の存在を知った時はトキメイた。


Wikipediaの「円形校舎」の概要は以下のように記述されている。

「最も経済的に造る」ことを信念とする建築家の坂本鹿名夫が考案した。
廊下や壁、建設費用、建築面積、などが軽減される特長がマスメディアに取り上げられて注目を浴び、私立山崎学園富士見中・高等学校で竣工時は、日本や外国の報道機関がヘリコプターで上空から取材するなどした。
風光の出入りが良く、教室は扇形で教員と生徒の距離が近く教員は全体を見渡せる利点がある。

直径30メートルほどの正円平面の外周と内周に、柱を均等に配置するラーメン構造である。
中心部は動線と設備の空間で、外壁一面のガラス窓を通じて背後から採光する。
最上階を講堂や体育館としたものもある。
各室は扇形に仕切られ、円の中心側に黒板を設置した。

 
ふむふむ。
理屈は分かるし、良さげではある。バウハウス的発想なのか?
しかし、円形は経済的とは思えない。
そもそも作る側になって考えると、墨出しから、材料の成形など建築の各段階で面倒臭い。
ランドセルを仕舞っておく棚はどうする?既製品だったら隙間だらけになる。
机の形状は? 机は既製品でしょ? レイアウトどうする? 掃除した後、ドコに合わせて並べる?
能書きばかり言って面倒くさい学級委員長が気にするような細々したコトが気になってしまう。

まあしかし、眺める分にはいい感じだ。

 

「円形校舎」で調べてみると、現役の大学の校舎が有ったりする。
が、コチラはトキメかない。
「廃墟」要素が足されて神秘性が増す。


さて、その筋の人たちには人気の絵鞆小学校ですので、写真が多くネットに載っていますが、果たして現地に行ったところで見られるのか?という疑問が有り、GoogleMapのストリートビューなどで調べるも分からなかったので、周囲の小山(鍋島山や祝津公園の展望台)なども撮影スポットとして候補に入れていた。

鍋島山

鍋島山

 

場所は分かっているので、カーナビに言われる通り車を走らせると、あっさり校門に着き、しかも中まで入れるではないか!?
「うわ!やったー!!」と思わず声が出た。

身持ちの固そうな女の子を誘ったら、あっさりホテルに着いていたみたいな感じと言えば小学生にも分かるのかな?
そんな感じだった。

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できることならば、螺旋階段の有る内部も見てみたいけど、外側だけでも充分満足でした!

この室蘭以外にも、小樽、石狩、三笠にも行く予定だったんだけど、タイトなスケジュールになってしまって行けなかったから次回は時間をゆっくり取って行く!!

 

絵鞆小学校のマップコード 159 309 404*18

 

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