荒川河口橋を渡る
オレは。葛西臨海公園から夢の島へ荒川を渡りたかった。歩いて。
葛西ジャンクションが近いこともあって、基本この辺りは自動車優先の構成となっている。
「東京湾岸道路」と呼ばれる国道357号の上り下りの道路に首都高速湾岸線が挟まれていて、海側にはJR京葉線も有る。横断できる場所はほとんど無い。
Google Mapで見ると歩いて渡れることになっているけど、自分の身長で見渡せる範囲なんぞ知れている。横断歩道は見えない。
陸橋は見えるけど、その先が分からない。
荒川脇の「健康の道」と呼ばれる自転車がビュンビュン通り過ぎる道路を歩いてみるが、ここはランナーもたくさんいて、だらだら歩くオレのような善良なる市民には大変危険な「健康の道」である。
オレがミャンマー軍の兵隊だったら、銃撃で大量虐殺するところだろうが、ミャンマー軍の兵隊ではないのでしない。
マシンガンも持ってない。
多摩川の土手上の道も同じで、20年前より確実に全身タイツを恥ずかしげもなく着た前傾姿勢で自転車を漕ぐ奴等が増えた。 自転車から降りれば完全に変態なのに。
こいつらが不思議なのが、どうして自分たちが優先だと思っているか?ということ。
絶対に歩行者やランナーなど素の人たちを“よけられる”と考えているのが不思議。
日本国内で、○○専用道路という道路を除き、歩行者より優先する移動手段は無いのに。
オレの足腰が現役だったら、向かって来る全身タイツを片っ端からラリアットで倒したいけど、足腰がガクガクしているので倒さない。
ところどころヒントの様に橋が有ったりするけど、GoogleMapのコースとは違う。
途中、ネズミ捕りの待機場所を見つける。
ネズミを多く捕まえられそうな場所は別に有りそうだが、結果的にネズミの切符を切ってお金を国庫に入れる手続きをしないといけないので、駐車させる場所が必要になるから、交通量の多い場所では難しい。結果、少し変な場所になる。
武漢肺炎や東京オリンピックの費用で、国庫は空きが多くなっているだろうから、オレに迷惑をかけないよう、警察はネズミの捕獲に勤しんでいただきたい!
葛西臨海公園と江戸川区臨海球技場を結ぶ「臨海橋」の上がってみる。
ん~~~
ん~~~
歩道を発見!
おじさんになった体調の変化の一つに「どこでも便意ぃ~」(耳なしの青い猫型のアレの口調で)が有り、江戸川区臨海球技場で一本出そうか悩んだが、公園のトイレは嫌なのでガマンした。いざとなれば荒川に直接放流してやる覚悟をした。
怪しいスロープにたどり着いた。 歩行者用の階段は無く、スロープだけだ。
高いところからは色々発見できる。さきほど諦めた場所の少し先に横断歩道が有った。
信号は無い。下の道は交通量が少ないんかな。
ほんと、もう少し先まで歩けばよかったんだ。 それにしても自転車のことを考えた道路構成だが、歩行者が渡る前提でないんかな…
お! 橋の中腹に出っ張りが有った。
首都高速中央環状線はここから荒川の中を走るのか…
夢の島が見えてきた~ オレの家は遠~い~
新砂水門の奥はマリーナで、プレジャーなボートが出入りしている。
プレジャーなボートはそもそも高価だし、係留する費用もなかなかのものなので、ほんと贅沢品だと思う。
余談ながらこのマリーナの係留料金は、最低ランクの6m以下(17ft~19ft)で 409,200円/年、18~20m以下(59ft~65ft)で 2,244,000円/年らしい。 お金持ちには大した金額じゃないか…
豊洲方面の高層マンション群が見える。 写真真ん中辺りの白いアーチ状の建物は「東京辰巳国際水泳場」
どんどん下がって、歩道も狭くなって、寂しい感じになってきました。
つづく