信長の最期を考える
1582年5月29日(火)
信長は、安土城を発ち、この日の内に本能寺に到着している。
その距離約47km(GoogleMap測定)。
5月30日(水)
知らん
5月31日(木)
知らん
6月1日(金)
茶会という名の飲み会
6月2日(土)
未明、テロに遭遇
歩きやすい靴を履いているワケでもなかろうし、軽い素材のカバンを担いでいたワケでもなかろうし、なかなかの健脚っぷりで、1日で京都入りしとるんで、翌日の5月30日に休むのは分かるわ。 一日、ゴロゴロしとったんやろ。
翌5月31日は天皇に挨拶しに行ったんかな?
翌6月1日は「花金」やもんで、そりゃ飲み散らかすわな。終電も無くなって、始発の時間まで惰性で飲み続けたら、朝方は疲れのピークやわな。
よだれを垂らして、寝とる奴もおったろうし…
志村けんがやる酔っぱらいのサラリーマンみたいに、寄り目になっとる奴もおったろうし…
飲み放題のウイスキーは、最初「山崎」って言いよったけど、最後の方「トリス」やったろ?って文句言っとる奴もおったろうし…
厠に行ったはいいけど、ゲロが先か、ウンコが先か、悩んどる奴もおったろうし…
そんなトコに、暴漢がカチコんで来ても、「へ?何?」ってぽか~んとなって切られっぱなしやわな。
と、オレは本能寺の喫煙所で、歴史浪漫に思いを馳せとった。
本能寺は、オレが見つけただけで、境内に3箇所の喫煙所が有る、今時珍しい喫煙充実エリアやった。 焼失した寺のくせに。
信長の最後は…
森蘭丸と組んず解れつしてたトコに暴漢が乱入してきたワケやから、森蘭丸のアナ~ルが痙攣して、ノブナガが抜けなくなってしもたんやな…
その姿、逆向きのケンタウロスの如し。
ケンタウロスの姿にて、信長は応戦せんとすれど、刃(やいば)は敵に届かず、槍も思うようにならず。
槍にて突かんと、左脚を踏み出すと、蘭丸が ブンッ と四つん這いのまま右へ旋回し、槍を振り上げると、蘭丸は フワッ と四つん這いのまま宙に浮く。
たまには蘭丸も応戦せんと、上体を起こすと、信長がアワワとのけ反って、横から見ると「ト」のカタチになる。
一方、信長を斬らんとする敵方も恐怖を感じていた。
手前下方には、相撲の仕切りのような体勢の蘭丸の顔が有り、上に目を移せば、少し遠くに信長の赤面した顔が有って、チューチュートレインの如く、はたまた円月殺法の残像のように動く。 これが伴天連の術か!?
なますの様に、蘭丸だけが切り刻まれる。
そうすると、一種、腹上死状態になり、更にノブナガは締め付けられて、信長は アッ! ってなり、腰砕けになった。
観念した信長は、腹を切ろうと、腰を落とそうとするも、蘭丸の肢体が邪魔で、上手く座れない。
不憫に思った敵方の兵士は、「御免!」と、連結部分を介錯した。
鮮血吹き出し、ノブナガが転がり落ちた。
ノブナガが抜けた蘭丸の尻の穴から、それまでノブナガに突かれ、溜まりに溜まった屁が吹き出し、それが灯りに引火し、爆発的に本能寺が燃えたのであった。
…こんな感じやったから、蘭丸は木っ端微塵。 信長の死体は、ノブナガが斬られたという最期の醜聞が世間に広がらないよう敵方の兵士が丁重に埋めてしまった。
本能寺の変を含めて、信長ははっきり記録に残っているだけでも合計4回本能寺に滞在しました。本能寺滞在の理由は3つあるといわれています
(中略)
理由2
本能寺の変当時の本能寺は今よりもっと大きく広く、またお寺の周りを高い塀と深い堀で囲い、とても安全なつくりになっていました。
信長はそんな立派で安全な本能寺が気に入っていたようです。
…と書いたるけど、今の本能寺も立派な壁に囲まれとるんよ。
京都市役所の前やけど、本能寺はビルの谷間に有るんよ。しかもビルとビルの間の細い隙間が、入口になっとるから、注意深く見とらんと見落とすわ。
ま、正面の入口はそこそこ広いけど、「寺町専門店会商店街」のアーケードの途中やしね。
新宿の花園神社みたいな立地やった。
清水の舞台から飛び降りない
清水寺に行ってみた。
「今年の漢字」とかで、和尚みたいな袈裟を着たハゲ頭の老人が、毎年、下手糞な字を書くコトで有名な清水寺やわ。
なんか、ついこないだの「警察24時」みたいな番組で、パンチラ撮影に適するスポットが有るという情報を得たので、オレもパンツ、できればパンツの中を撮影する為に清水寺へ向かった。
結論から言うと、『パンチラを撮りたきゃ夏に行け!』
寒い時に短いスカート履いとる人少ないし、圧倒的多数はスパッツみたいなズボン履いとるわ。
以上、清水寺への集客作業終了!
さて、オレは初めて清水寺に行ったワケやけど、舞台から見下ろして…
「清水の舞台から飛び降りる」って言うけど、何の意味が有るんや?と思った。
「故事ことわざ辞典」に因ると…
【意味】
清水の舞台から飛び降りるとは、思い切って大きな決断をすることのたとえ。【注釈】
「清水」とは、京都市東山区にある音羽山清水寺のことで、北法相宗の総本山。
清水寺には高い崖に張り出して作られた舞台があり、その崖から飛び降りると所願成就のときに怪我をせずに済み、もしくは死んで成仏できるといわれ、身を投げる者が絶えなかったという。
その舞台から飛び降りるほど、必死の覚悟で実行するという意味。
多く値段の高い物を買うときや、値段を大きくまけるときなどに使われる。
「所願成就」とは「抱いている望みが叶うこと。」とのコトで、「舞台から飛び降りると、願いが叶うか、成仏できるか。」というコトで、「イチかバチか」という解釈もできる。 阿呆やわ。と思ったら…
「清水寺成就院日記」によると、江戸時代中期の元禄7(1694)年から末期の元治元年(1864)に至る飛び降り数は、未然に引き留められたものを含めて234件。年間平均は、1.6件に上ります。
出典:京都の謎と不思議に迫る/清水の舞台から飛び下りた人は、本当にいるの?全体での死亡者は34人で生存率は約85%。不謹慎だが、意外と亡くならないものだな、と思ってしまった。「当時は舞台の下に木々が多く茂り、地面も軟らかな土でした。今ならこうはいきませんよ」
出典:「清水の舞台から…」 無茶な飛び降り、実は願掛け :日本経済新聞男女比は7:3、最年少12歳、最高齢80歳代。10~20歳代が全体の73%となっている。
そして、飛び降りの生存率は85.4%とけっこう高い。といっても73%をしめる10~20歳代の生存率が90%となっていて、60歳以上の飛び降りは全員死亡している。
出典:清水の舞台から飛び降り: 知泉的雑記
…というコトで、「願掛け」の意味が有るらしい。
「祈り」然り、こういったコトは救われるようには思えんけど、やってしまうのが「人間」なんやろうな。
ガルパンを知らなかった頃に大洗に行ったんだよ
2015年7月12日、オレは護衛艦の「ちくま」を見るために、大洗に行った。
大洗を歩くのは初めてだったのだけど、なんか街の様子がおかしい。
あちらこちらに戦車が有る。
昼食に入った寿司屋にも、戦車寿司なるメニューも有った。
海岸に着くと、客層もおかしい。
アニメ好きが多い。
そして、ついにあの人(?)が現れた。
え~~~!?
なにこの巨大な女は?
高級なダッチワイフがいた。
昨日までAmazonプライムビデオで「ガールズ&パンツァー」が無料公開されていたので、初めて観たんだけど、あの日のあの人のコトを思い出して、「あーーー!」となった。
あの人は、ガルパンの主人公の人やったんや!
…と、今夜分かったので、古い写真を掘り出した次第。
掃除のおばちゃんから「ガルパン、見に来た?」と声を掛けられ、「ガルパン?」と聞き直すと「は?」と逆に聞き直されたという思い出があるわ。
当時、オレはガルパンを知らんかったんよ。
ただただ、大洗は気持ち悪い。と思ったんよね。
今夜、誤解が解けたので、ご報告した。
『安針台公園』から、横須賀の海軍施設はあんまり見えなかった。
奥にロナルド・レーガン、手前は、バリーとジョン・S・マッケイン
横須賀海軍施設は、定番のヴェルニー公園に行くか、お祭りで、基地が公開される日を待つしか、方法を知らないので、他のアングルから見る方法はないのかな?とずっと考えていたんよ。
地図を眺めてて、『安針台公園』に目をつけたワケ。
京急線の「安針塚駅」から歩いて行ける距離に有ったからね。
京急線沿いの風景は、三浦半島エリアに入ると、地形が激しく起伏して、崖の上に家が当たり前に建っている。
この『安針台公園』も急峻な丘というか小山の頂上に有って、スマホの地図を頼りに行ったのはいいけど、急勾配の坂は息を切らして登るハメになった。
トルクの弱い車とかバイクは、登れないぐらいの急勾配だった。
安針台公園
公園には、先客が二名。
お!これは期待できるぞ!と公園の奥にズンズン進んで行ったものの…
フェンスや雑草も有って、基地は見えづらい撮影ポイントだった。
もし、ちゃんと撮影したくて、身長が2mぐらい無いならば、脚立の持参が必要だと思われる。
先客は、崖を登ったりしていたけど、オレは安全に登る自信が無いので止めておいた。
わざわざ行った割に成果が無かった。
いずも
歩行者しか通れなさそうな道を見つけたので、その道で降りるコトにした。
この道の途中に、視野は狭いけど、基地と横須賀線がよく見えるポイントが有った。
まあ、考えてみれば、軍事施設が丸見えな場所が有ってはいかんわな。
いずもとおおなみ
マッキャンベル
Blue Monday ~キャノンかニコンじゃないと駄目なの?
一眼レフの商品比較において、キャノンとニコンでは、どちらが良いのか?といった議論を、価格コム等の掲示板でよく見かける。
この議論において…
オリンパスとパナソニックは、『論外』。理由はマイクロフォーサーズだったり、ミラーレスだからという理由だったりする。
ソニーは、センサーの話になると登場するけど、トランスルーミラーにケチを付けてハードは無視されている。
そして、挙句の果てに、一眼レフの初心者向けの本には、「キャノンかニコン、どちらかを選んでいれば大丈夫!」とか書いてあったりする。
一方、その昔、「ことりっぷ」的な、ふんわりおしゃれ女子を目指すブスが読む本には、「ミラーレスカメラは女の子にも扱いやす~い!」とか書いてあったりした。
これを読んだ、「逃げ恥」のガッキーみたいにして下さい!と床屋で注文した結果、メイプル超合金の安藤なつがメガネを外しただけの顔になった女子たちが、こぞって Pen Lite や、LUMIX や、Nikonの3000番台や、Canonのkissなど小さくて軽いカメラを買った。
一見、それそれフィールドを見つけ、それなりに行き場を見つけたように見えるカメラ業界。
が、しかし…
ずっとCクラスに定住しているメーカーがいる…
ペンタックス(リコー) と 富士。
ペンタックスは、基本、防滴・防滴! ローパスフィルターレスの普及も早かった。 機能満載!スペックオタクに売れないはずがない!
売れない…
ボディー、グリップ、等、36色えんぴつ並に、色も揃えた。文句ねぇーだろ! あなたの色に染まりたい…
気持ち悪い…
ペンタックスって、頑張りが空回りする変態おじさん。
富士は、フィルムシュミレーションとか、エフェクトにリキ入れている感じ。
デジタルが付かない頃のカメラに郷愁を抱くフィルムゾンビが群がり、Xシリーズを神と崇める。
下手に絡もうものなら、撮影によって魂を抜いてしまう機能も有るはず! カメラ業界のボルデモート。
この両者の共通点。 信者が熱い。 マイノリティほどメンタル強いわ。
なんだろうね。
カメラって自動車と似ている。
スペック野郎、フィーリング重視野郎、評判重視、値引き率重視、営業マン(店員)のセールストークに乗せられついつい…
つくづく、この「選べる」世界、日本に居るコトを嬉しく思う。
「Black Friday」のような、amazonの「Cyber Monday」で、超安くなっていた、ペンタックスの一番安いAPS-Cカメラ。
勢いだけで、ポチってしまったけど、買った理由を見つけたくて、いろいろ思案したものの、理由は見つからない。
しばらく、封も切らずに、下駄箱の上にでも置いておこう。 自分への戒めとして。
『艦これ 劇場版』で終始唖然とする
今年はアニメ映画の当たり年!
ま、昨年までアニメ映画は、ほぼ観てないので、知らんけどね。
『この世界の片隅に』で、絵が嫌いという先入観で見過ごしてしまいそうになるというミスを犯した反省から、ざわっと感じた映画は全部観る!と決めたんよ。
で、『艦これ 劇場版』を観に行った。
結論から言えば、「何が何だか分からんかった。」
そもそも、『艦これ(艦隊これくしょん)』自体、一切の知識無し。
オープニングで、海の上を女子高生(?)たちが、海の水面を滑って来たので、「は?」と唖然となって、背中に煙突をかついでたりするもんだから、「えっ?」となって、敵発見!とか真面目に戦っているから、「なんなん?これ?ギャグ?は?」と、余りに馬鹿馬鹿しいので、ずっとニヤニヤしとったわ。
パンツじゃないから恥ずかしくないもん!の『ストライクウィッチーズ』が空軍でしょ?
『ガルパン』が陸軍で、この『艦これ』が海軍というワケなんやね。
(去年ぐらいに、海軍みたいなアニメ有った気がするけど…)
『ストライクウィッチーズ』は魔法使いでしょ?スカートとか短パンとか履かん理由は知らなんけど、デフォルメが効いた絵なんで、それはそれで、見ていられるし、『ガルパン』は武道だけど、まあ、まあ、そういうことね、と馬鹿馬鹿しく見ていられた。
ただ、この『艦これ』は、どう理解していいのか、最後まで分かんかった。
ただ、大和さんは、カッコ良かった。
オープニングの戦闘シーンが終わった後のおしゃべりシーンで、しゃべっている内容がほぼ理解できない。出てくる単語が理解できんのよ。
駆逐艦ランクの女の子たちの見分けもつかんし…
周りは…
あれでしょ?
普段は家に籠って外に出ない人たちでしょ?
服を買いに行く服が無い人たちでしょ?
結構、満席に近い状態でさ、『艦これ』知らない人なんて、オレだけでしょ?
数量限定の『艦これ』の絵が付いた、ポップコーンのバケツを多くの人が持っているものだから、シアター中、ポップコーンを食べる音だらけやし…
完全アウェイやったわ。
食わず嫌いはいかん!と思って、知らん映画観たワケやけど、楽しめん場合も有るんやね。
築城基地航空祭2016
11月27は、築城(ついき)基地(福岡県築上郡築上町)の航空祭に行ってきた。
同日は、百里基地(茨城県小美玉市百里)の方でも航空祭は有り、そちらはブルーインパルスも登場する豪華版なんだけど、昨年、百里基地の航空祭は行っているので、行ったコトのない築城基地を見たい気持ちも有り、飛行機賃使って出掛けた。
航空祭の1周間ぐらい前から雨天になりそうな予報が出て、3日前に雨天は確定した。
“航空祭の為”という大義名分が有ったので、なんとか楽しむ方法はないかと、インターネットのヤホーで検索したところ、前日の飛行練習が楽しめるとの情報を得たので、別の観光も考えていたプランを変更し、現地に前日入りした。
当然、基地の中には入れないので、基地の外から見られるポイントを調べると、大きく2箇所有る。
一つは、豊後水道に面した堤防からのポイントが有る東南端。
もう一つは、松原展望台広場という、築城基地を展望する台も有る北西端。
以上の二極端。
(他にも数カ所有るコトが現地に行って分かったが)
地図上計測で 4km程度しか離れていないが、起点の築城駅からの行程を考えると、築城駅→(約 2.5km)→東南端→(約 4km)→北西端→(約 2.5km)→築城駅となって、合計 9kmを歩くコトになる。
オレが散歩に飽きるのが10km前後なので、2箇所回れば、移動だけで歩くのが飽きる計算になる。
築城駅到着まで散々悩んで、堤防側にするかな?と決め、基地の正門入り口まで着いたところで、左方向のY字路部分で数人のカメラを持った人たちを発見し、とりあえず、そこまで行ったついでに、展望台の方に行くコトにしてしまった。堤防までの道程に自信が無かったという理由も有る。
展望台に向かう途中にもカメラを持った集団が居るポイントが有った。
要は、万年塀でなく、フェンスのトコロは全部撮影ポイントみたいだった。
松原展望台広場の到着は8:30。駐車場ばかりでなく、通路まで車が溢れていた。
中にはキャンピングカーが数台有り、車中泊仕様の車も数台有った。
展望台は大砲を持ったカメラマンに占拠されているので、オレはフェンスに張り付くコトにした。
松原展望台広場から滑走路方向を撮影すると、逆光になる。
ああ、やっぱり堤防の方にするんだった。などと思いながらも、そこで粘るコトにした。
オレにとって「F-2 といえば、三沢基地」のイメージが強いんだけど、今年の7月、三沢から第8飛行隊が築城に移り、築城は第6飛行隊と合わせ、2飛行隊になったので、「F-2 といえば築城基地」になったんやね。 F-2 がウヨウヨおった。
先の大戦でも築城飛行場は、爆撃対象やったけど、次も重要な爆撃対象になるんやね。
F-2 は丸っこいので、F-15 などに比べたら威圧感に欠ける。
既に生産終了し、型落ち必至なので、そのうちブルーインパルスがF-2 を使うようになったりして…
この日の撮影は、練習飛行の撮影なので、プログラムは不明やし、アナウンス放送も無し。
戦闘機は、音よりも先に姿を現すので、耳を頼りにカメラを構えても遅い。
オレはメガネをかけていたとはいえ、遠くの機体を見つけるコトが下手だった。
ところが、幸いにも近くで見物していた老夫婦の、お爺さんの方が裸眼のクセに、遠くの機体を見つける名人だった。
「お、4機来た。」
「あと、2機帰ってきてない。」
といった具合に、まだ点でしかない遠くの機体を見つけ、さらに離陸済みの機体と帰還した機体もずっとカウントしていて、オレにはすごく役に立った。 戦争経験者だと思われ、機銃掃射から逃げる意味でも、敵機来襲の早期発見が得意なのだと推測した。
一方、お婆さんの方は呑気だった。
「うわぁ~、すごく上手に飛ぶわぁ、すごいすごい。」
聞いていてニヤけるぐらい、キャッキャしていた。
朝の晴天から昼には曇りがちになり、結果、堤防の方まで移動する気力は無くなり、ヘリコプターが2機到着した時点で、昼食を兼ね撤退するコトにした。
行ってみようと思っていた店は、航空祭の出店準備で休みだった。
地元の商売人は、航空祭特需を当てにしているのだ。
日が暮れる頃、雨が降り出し、航空祭の開催予定を伝える WEB情報は、「プログラムに変更する可能性があります」と弱気になったと思えば「予定通り開催します」と強気になったり、フワフワしとった。
兵隊が「やる!」と決めたら、やるのだ。
雨だから戦争はできん!とか、水垢が着くのが嫌やから、戦闘機は出したくない!とか言うはずがない。
こちらも、明朝はなんとしても航空祭や!と気合を入れて寝た。
雨天で夜が明けたのかハッキリしない中、出掛け、8時過ぎには築城基地に到着したけど、雨に濡れない格納庫に陣取った人も多かった。
考えてみれば、飛行場の舗装って難しいわな。
当然、平らでなければ、離陸や着陸に支障をきたす。
平らであれば、水は流れず、水溜りになる。
側溝など水道(みずみち)を作るのも危ない。
アチコチの水溜りをビチャビチャ歩き廻ることになった。
レインブーツ(通称:長靴)か、せめて防水の登山靴でも履いていれば良かったんだけど、東京を発つ時からズックだったので、靴の中がグチョグチョになった。 毎度のコトながら、準備に抜けがある。
雨の中、カメラマンたちは、合羽の中からレンズだけ出した人もいれば、タオルでカメラをぐるぐる巻きにした人、傘をさして、むき出しで持っている人など、それぞれだったけど、こんな時、オレの安物カメラのように、防塵防滴仕様でないカメラは心許無いな。と思った。
現に、m4/3 の方は、雨に濡れた結果、背面の液晶が消えてしまい、一人、「ありゃ~」とすずさんのモノマネをする始末だった。
いよいよ、次に買う時は、防塵防滴仕様にするべ!
あと、雨具の問題が有る。
オレは、いつもリュックサックを使っているのだけど、袖付きのポンチョを着ていたので、一旦ポンチョを脱がないと荷物が出せなかった。 兵隊も使う袖無しのポンチョが好ましいんだなぁ、と思った。 でも、あのナイロンみたいな素材は、ベターと肌に張り付いて嫌なんだよなぁ。
防塵防滴仕様のカメラと防水のリュック、ポンチョ…
すぐに買う気はせん。
これから、まだまだ寒くなるし、ま、基本、雨の日は引き籠もるコトにしようと思う。