もがくま物語 ~フリートウィークの3週間~

『シン・型護衛艦』の もがみ(FFM-1)と くまの(FFM-2)は姉妹艦です。
長浦港に停泊する時はもちろん、どこに行くのも一緒です。
連続して建造された同型艦は、別々の港に配属されることが多いのですが、新型のこの2人は横須賀に揃って配属されました。

某ネット記事では「ツルツルボディー」などといやらしく表現されていますが、生まれたばかりなのでツルツルなのは当たり前です。
最初からボーボーだったら産婆さんが倒れてしまいます。
今後成長していく中で、VLSなど艤装が施されていくでしょうが、今はまだ子どもです。

長女の もがみ は、はじめての子(新型)ということで、とても大切にされました。
そのことはロゴマークを見ても分かります。
凝ったデザインで、最上川の流れる山形県長井市の黒獅子祭りの黒獅子が描かれています。

一方、 くまの は次女ですから、親も慣れたものです。
長女ほど写真も残っていません。
そのことはロゴマークを見ても分かります。
カタカナ表記の護衛艦は他にありません。

 もがみ は先に生まれたのですが、運転試験中の事故で予定が狂い、妹の くまの の方が先に進水しました。

妹に先を越されたというコンプレックスから もがみ は、お出かけする時はいつも、妹の前を航行します。

 

10月29日(土)、30日(日)

木更津新港では もがみ が先に停泊し、 くまの は横につないで、乗客は必ず もがみ を通るようにしてしまいました。
ふたりの前にいた あたご (DDG-177)は、このことを良しとしませんでした。
「あきまへん」静かにつぶやくのでした。

もがみくまのの前にはあたご

 

11月3日(文化の日

山下ふ頭で あたご は、隣に もがみ をつなぎました。
それはまるで、木更津新港の くまのもがみ に置き換えたような姿でした。
そして、 もがみ の「も」の字も広報などで一切触れさせず、 もがみ は、いないことになりました。
現地に行った人だけが「あれ? もがみ いるじゃん!?」と気付くだけでした。

 

11月5日(土)

艦隊これくしょん』でいうところの「大和さん」にあたるいずも(DDH-183)が11月3日に停泊していた、華の舞台である大さん橋にいたのは妹の くまの でした。
 あたご は、くまの と海を挟んで もがみ と並ぶように仕込んだのでした。

左の大さん橋くまの 、右の山下ふ頭に もがみ 

 

 もがみあたご に腹を立てますが、 あたごこんごうと同じイージス艦ですから、『艦隊これくしょん』でいうところの「金剛四姉妹」の一人のような存在です。
体格も装備も全く太刀打ちできないことは火を見るより明らかなので、ぐっと我慢しました。

 もがみあたご

 

あたご は、現代においては戦艦のような存在です。

一方、 もがみ はクルーザーで、直訳すれば「巡航する船舶」、ぐるぐる廻る船です。先の大戦でいうところの 夕張 と同じ「巡洋艦」です。ご存知のように夕張市財政破綻してしまいました。

ロシア海軍の支柱、スラヴァ(栄光)級の、何もせず沈んでしまった、役立たずのポンコツ モスクワ も「巡洋艦」です。

 

艦船一般公開は、横浜新港の たいげい(SS-513)と しらぬい(DD-120)のタッグ、そして、大さん橋いずもくまの が人気を二分し、ハンマーヘッドのテラスでは、ワインを飲みながら眺めるお客さんもいて華やかです。

左翼主義者のキーワードがトレンドになるようプログラミングされていることでお馴染みの Twitter のつぶやきでも、この2か所のものがほとんどでした。

かたや、山下ふ頭まで足を伸ばす人なんて、ガンダム見に来たオタクか、日の当たる場所に行きづらいホームレスに近い人たちしかいません。

現に、Twitter のつぶやきもガンダムがらみでの発言ばかりです。

行き着く先には仮設トイレが並ぶだけです。

さらに、奥に泊まっている艦番号4桁の輸送艦 くにさき(LST-4003)が予想外の人気で、甲板上は人だかりです。
レクサスLS500(あたご)の隣に停まったスズキのアルト(もがみ)など誰も目を留めないのです。


3日間の辱めの中、 もがみ は自分を見つめ直しました。
一方、 くまの は、お姉ちゃん以上に認められている、と勘違いしてしまいます。

 

11月6日(日)

晴れの舞台、観閲式です。
旗艦の あさひ(DD-119)に続くのは、あたご です。
そして、次に続いたのが もがみ で、くまの は姉の後ろ第1群のしんがりでした。

 もがみ は、誇らしく晴れやかな気分でその日を過ごしました。
一方、くまの は、晴れの舞台で姉に先行されるなんて!?と、天国から地獄に落とされたような気分になりました。

 

11月11日(金)

11月11日は、「下駄の日」で、「ポッキーの日」で、「チンアナゴの日」で、「きりたんぽの日」で、「第一次世界大戦停戦記念日」といろんな「日」ですが、砕氷艦しらせ出港の日でもありました。

翌日から東京国際クルーズターミナルで艦船一般公開される、もがみくまの の姉妹は、しらせ を見送った後、お台場に向ったのですが、ここで事件が起きます。


 くまの が先行したのです。


最後まで先行した くまの は、大さん橋でもそうであったように、タグボートに押されてのんびり接岸します。

妹の接岸で待たされた挙げ句、妹の後ろに接岸するはめになった もがみタグボートを使わず、がんばって一人で接岸しました。
せめてもの意地でした。

横須賀沖

アクアライン

東京国際クルーズターミナル

 

接岸した もがみ の作業はスムーズに進みますが、呑気にタグボートに頼ってしまった くまの は、子どもっぽいことをしてしまった!と焦り、作業はうまく進みません。

フォークリフトが運ぶパレットを使い、なんとかハシゴを取り付けますが、その頃、 もがみ の方は SeaRAM chan ができあがっていました。

SeaRAM chan

 

11月12日(土)

今までの艦船一般公開受付開始時間の午前8時が身に沁みてしまった人たちが、午前6時前から並び始めてしまいますが、この日の受付開始時間は 午前10時半 です。

「午後4時まで受付るんだからよ~」とノンビリ出かけたオレでさえ午前9時前に到着してしまい、そこで受付開始時間が 午前10時半 だということを思い出して、ゲゲゲとなったのですが、正午過ぎには受付を止めてしまったので、結果的には良かったのですが、ちゃんと整理券が無くなったら乗船できない旨、表記されてたっけ?

…まあ、そのくらい大盛況で、白いクマのぬいぐるみを並べて撮影するオジサンも当然来ていました。
いつもクマなので、くまの に掛けたワケではないと思いますが、オレが見たのは くまの の前甲板でした。
あのオジサンって航空祭で茶色のクマ並べてる人と同じ人なん?
オレは、人形を入れて撮影する人を見つけると目をそらしてしまうので、ちゃんと見たことないんだけど?
一糸まとわぬラブドールを持って来て写真撮影する根性入ったヤツがいたら見させてもらうけど?

 

11月13日(日)

再び事件は起きます。
昼前、くまの が「帰る!」と言い出し、本当に帰ってしまいました。
理由は「雨が降りそうだったから」ということらしいですが、真相は軍事機密で知る由もありません。

既に並んでいる来客を一手に受け入れることになった もがみ は、その日の内に帰ることができなくなり、翌、月曜日という、老人と無職しか見送りに来れない平日に港を発つことになります。


果たして、先に帰ったはずの妹はお家にいるのでしょうか?


つづく

(ことはない)

※ この物語は、ノンフィクションとノンフィクションの間にフィクションが挟まっています。

令和4年度国際観艦式の帰り道を待ち伏せ (2022.11.6)

●船は基本的に右側通行。

●対象までの距離が近いほうが、陽炎や蜃気楼など空気の揺らめきの影響を受けづらいから、対象物までの距離は短い方が良い。

●神奈川側に砲台跡が多いのは、浦賀水道の神奈川県側が深く、千葉県が浅く、大型船は神奈川側を通らざるをえないから。

●日の射し方を考えると、午前中、神奈川県側から千葉県側を見ると、基本的に逆光だが、北側を向いた場所では、順光とまではいかないが、相模湾に出る船の前方に光が当たった状態になる。

 

…というコトを考慮して、少しでも、航路に近く、北側が見える場所、そして、人が集まったとしても密集しないような場所。というコトで、オレは観音崎ホテル前のボードウォークに陣取るコトにした。

ココはロケハンでも判明しているように、トイレまでの距離がそこそこ有る。
したがって、あまり早い時間に到着するワケにはいかない。

oyoyo.hatenadiary.jp

ネットに転がっている情報から、船団が観音崎を通過するのは…

○午前9時以降
○10時半頃がピーク
○正午までに船団は通過してしまう。

…と推測したので、横浜駅前でゆっくり朝食をとってから向かい、ボードウォークに到着したのは8時過ぎだったが、見事に外れた。
全然余裕だと思ったが、無観客で一般人を乗船させなかったせいか、早朝から出港したみたいで、オレが到着した時には、しんがりの「いずも(DDH-183)」が姿を現したところだった。

ロケハンの時も漁船が密集していたけど、この日も密集していた。

水中処分母船(YDT-03)」が「いずも」に並走した後、方向転換をした。観艦式には向かわないようだ。

「あしたか(PS07・巡視船)」が外洋に向かって爆走していた。

「うらゆき(PC-33・巡視艇)」も続く。

Marine Traffic を開いてみると、既に相模湾沖で隊列が組まれつつあった。

浦賀水道は、12ノット(22km/h)以下で通行しなくてはならず、観音崎ホテル沖から相模湾沖まで約60kmの距離が有るとしても、2.7時間が必要なので…
朝6時、できれば 5:30に到着するべきだった!
最初から無理だった。

…と思ったけど、横須賀湾内に全船停泊できないだろうから、前日から沖に停泊していた可能性が高いね。

お! 防大登場! 観艦式に向かえばいいのに。

オレも撮影ポジションと考えた観音崎の北東端に人が居る。カメラマンと釣り人。こうやって見ると吹きさらしだな。

オレの後に到着する人も居て、「例年だと10時半頃でもまだ通過しているのに。」と言って何処かへ去って行った。


オレもうかうかしていられない。
戻って来る船団の見える(と思われる)場所へ移動。


オレが歩いて廻った中では、観音崎公園の海岸園地トイレ前のスペースが一番人気だった。

確かに、航路に一番近いと思う。

でも、左右に木が茂って視界がほぼ正面のみだし、背景の山が間近なので全体的に視野が狭いし、なにより他人と同じアングルで撮ってもしょうがないかな?と思ったのでオレはスルー。

観音埼灯台は完全スルーで見ていない。

県道209号観音崎通りは全然混んでなかったし、観音崎自然博物館前の観音崎公園第5駐車場も満車では無かった。

①の海岸園地トイレ前のスペースは東向きなので、午前中は逆光。午後は順光。

②の観音崎自然博物館前の芝生広場は南向きだけど、秋の午後は日が傾くのが早いし、遠方に現れた時に発見しやすいと考えた。

観音崎自然博物館のレストランの庭みたいなところは何故か入場禁止だった。…というか貸し切りだったのか、人が集まって騒いでいたので、下の段の海沿いの園路で待機するコトにした。(上の矢印は貸し切り?下の矢印に待機する)

9:20 続々隊列を組んでいる中…

「いずも」はまだ相模湾に至らず。

14:00頃に戻って来るかな?あと4時間ぐらいか?と久里浜の方を眺めながら、アレコレ考えていたら…

10:10 52番のMCH-101ヘリコプター

陸側に UH-60J が飛んで行って…

続いて…

AH-64D アパッチ・ロングボウとCH-47J チヌークが飛来。

続いて、NHK取材ヘリ

続いて、なんとオスプレイV-22 ヴィーナス。
オレは米軍のオスプレイと思っていたけど、家に帰って写真を確認すると日の丸だった。
木更津から飛来した機材だね。

10:18 51番のMCH-101ヘリコプターが飛来。
52番から8分遅れ。
機体番号なんて、小松基地航空祭に行くまで気にしたことなかったけど、家に帰って、観閲式の YouTube を見ていて、自衛隊の最高指揮官である内閣総理大臣某氏が乗っていたのが51だった。

オレがアマゾンで FGM-148 ジャベリン買ってたら、イチコロじゃん!?と思った。
しかし、8分前に飛来した52番を撃ち落としていたら、51番は余裕で進路を変えられるなぁ。
オレの好きな映画『エンド・オブ・キングダム(London Has Fallen)』のマリーンワンみたいに揃って飛ぶワケじゃないんだなぁ。と感心した。

10:20 54番。 MCH-101は3機用意していた。

逆光やなぁ…

久里浜と金谷を結ぶ東京湾フェリーチーバくん

10:30 UH-60Jが飛来。

5個のオッパイ船

商船三井フェリー新造RORO船「すおう」と「東京湾観音」

荷物積み過ぎじゃね?まだ積めそうだけど。どっかの河で詰まったコト有ったけど?

11:00 船団は千葉県側にUターンして、「いずも」と向かい合っている。観閲開始だろうね。

11:20 NHK取材ヘリが戻って来た。
1時間ぐらいで取材オシマイか? 左翼メディアは追い返されたか?

11:50 UH-60Jが戻って来た。

12:00 V-22 ヴィーナスが戻って来た。紅葉がよく似合う。

その頃海の彼方に…

写真中央が護衛艦「あたご(DDG-177)」、1隻飛ばして右奥が「もがみ(FFM-1)」。

上空には、AH-64DとCH-47Jが。

シルエットでモガクマちゃん(FFM-1,2)って分かるね。

 

お昼ごはんは基地の食堂で食べるつもりか?
「あたご(DDG-177・イージス艦)」、「もがみ(FFM-1・事故車)」、「くまの(FFM-2)」という第1群が戻って来たのだ。

12:40 やっと観音崎沖に到達。随分千葉県側を通るなぁ。と思った。

「もがみ(FFM-1)」 日の当たり方によっては、旧来の護衛艦より光るよ?

13:00 なんか見慣れた船やなぁ。と思ったら「おがさわら丸」だった。
竹芝を11:00に発った船がこんなトコにおるんかいな? 2時間経っても、まだ内海やったか!? 慣れた人はもう酒呑み出しているけど、外洋出ると見るもの無くなるからね~、しばらく風景見てた方がいいよ。

「くまの(FFM-2)」

インドの「シュバリク(F47)」

チヌークは定期的に飛んで来る。

「あわじ(MSO-304・掃海艦)」

オーストラリア「スタルワート(A304・補給艦)」

「くにさき(LST-4003・輸送艦)」

ニュージーランドの「アオテアロア(A12・補給艦)」。11月3日横須賀に居たね。

ちぬーく!

観閲式のしんがりで参加していた「いず(PL-31・海上保安庁の巡視船)」

4個のオッパイ船

「おうみ(AOE-426・補給艦)」

来た来た

旗艦「あさひ(DD-119)」

オーストラリア「アルンタ(FFH-151)」真ん中のタワーが変。

「あすか(ASE-6102・試験艦)」

「ひゅうが(DDH-181)」

15:00 54

15:02 52

15:03 51

う~ん これは… YouTubeでリアルタイムで放送されていたら… まずいなぁ…

「いずも」が近づいてるなぁと思っていたら…

第8群でパキスタン海軍などを率いていた「せんだい(DE-232)」が館山沖を東に向かっている。舞鶴に帰るんか?と思ったけど後日も居た。

「しらぬい(DD-120)」も明後日の方向向いてるなぁ?
はぁ~ 全部帰って来るワケじゃないんや

今回知ったコト:

観艦式の日に全艦が出港するワケではないし、帰港するワケではない。

15:20 帰って来た「いずも(DDH-183)」に注視していると…

左側から大きな船が外洋に向かっている。
あたご!?
3時間前に帰って来たばかりなのに?

15:25 「いずも」と「あたご」がすれ違う。

甲板に並んでるなぁ

「あたご」行ってしもた。

15:40 「いずも」の後方から「はつしま(MSC-606・掃海艇)」と「輸送艇2号(LCU2002)」が来たけど、観艦式的には、「いずも」が終わりもしんがりだったかぁ。そろそろ帰るかな?と思っていると…

!!!!

15:50 潜水艦登場! うわっ!全然気付かんかった。
ずっと浮上してたんか、近くで浮上したんか、もう集中力が切れていたんで、これ以前の写真を確認しても見つからんかった。


第5群の「たいげい(SS-513)」か「せいりゅう(SS-509)」か「うずしお(SS-592)」か全然見分けはつかんけど、全部横須賀所属やからなぁ~
なんか、見てはいけないものを見てしまった気分。

 

その後、16:30 まで粘ったけど、何も見えなかった。

オレは、APS-C×70~400mmという MAX600mmを手持ちで撮ったのだが、もう少し寄りたいシーンは多々有った。

APS-C×600mm=900mmぐらいまで有ってもいいかもしれんけど、空気の揺らめきはどうしようもないので、よっぽど気温が低いとか条件が良くならない限り、意味がないかもしれん。

オレのポジションから最短に居た時の「いずも」を全身(長さ248m)入れると400mmだったから、観音崎公園のもっと近い場所(海岸園地トイレ前のスペース)に居たら、特に午前中はキットレンズの300mmで足りるかもしれんなあ。

 

まあ、次は新しい観音崎ホテルが建ったら部屋取って、部屋から撮るコトにするわ。

 

 

追記

3日後の11月9日に Marine Traffic を立ち上げると、東京湾に「しらぬい(DD-120)」。周りを見ると、「モガクマちゃん(FFM-1,2)」も「いずも(DDH-183)」も居るし、海外の船も居たから、観艦式の後もしばらく居るんだなぁと思った。

「しらぬい」は11月19、20日に神戸の予定だから、母港に帰らないんだね。

 

ふと、「まや(DDG-179)」はどこにいるんか?と思ったら…

なんで?

 

横浜みなとみらい地区 /Fleet Week 2022

令和4年11月3日~5日のフリートウィークは、山下ふ頭、大さん橋、赤レンガ倉庫、横浜新港といった、みなとみらい地区で、艦船一般公開などが行われた。

個人的に一番のサプライズは、「潜水艦」とだけ表記されていた艦船が、最新の「たいげい」だったコト。
オレは名前を書かれた時に一度見たコトが有り、それ以来だ。

その時の写真 ↓

一般公開された艦船に乗船すると、御朱印をもらえ、抽選会場に持って行けばガラポンできて、自衛隊グッズが当たるかもしれないということで、乗船も人気で長い列ができ、抽選会場も長蛇の列だった。
オレは木更津でモガクマちゃん(FFM-1,2)に乗船できただけで満足なので、列に並んでないし、自衛隊グッズが欲しければ買うからいいけど、御朱印だけは欲しかった。

赤レンガ倉庫のイベントは、どれも楽しいが、オレ的に一番興味が有ったのが「チアダンス」だ。
松島基地航空祭前日の「東松島夏まつり」に、どこぞの大学生のチアダンスを見たのだが、あらゆる角度で大股開きというサービスをしてくれるのは何故だろう?と不思議な気持ちになったと同時に、これは撮影してはいかんのではないか?と思った。

チアリーダーたちは、なぜ大衆に向かい股間を見せつけてくれるのか?という事象に対し、現時点で、オレの推測は以下のとおり。

古代エジプトでは、女性が陰部を畑に対して晒して悪霊を追い出し、船に対して陰部を晒し航海の安全を願った。…という風習と同じく、スポーツ競技などで、陰部を晒し、安全はもとより、勝利祈願ではないか?

本来であれば、アンダースコートなど履かないコトが正しいし、本人たちも履きたくないのだが、大衆の面前で陰部を晒せば、カメラ小僧たちのズームレンズが「入れるつもりか?」ってなぐらい股間一点に集まるし、万が一オマワリがいれば女性なのに「わいせつ物チンれつ(頒布等)罪」でタイホされる可能性が有る。
そういったワケで、無念のアンダースコート付きで踊っているのだ!

…以上、推測終わり。

さて、今回の興味は、どんな演目が有るのか?というコトと撮影目的で集まる人たちの様子だった。

チアダンスの前は、防衛費の増額を当て込んだ、バイクに特殊な装甲を施した自衛隊の最新鋭装備の紹介で、この時は舞台を広くとっていたのだが、チアダンスの時は舞台が縮小されたので、客の大胆な移動が有った。

その時、数人のカメラジジイたちが最前列を確保した。
ど正面に陣取ったジジイは椅子まで用意していて望遠レンズを構え、数人隣のジジイは、三脚にビデオカメラをセットした。
別のジジイはレンズ交換を行い、別のジジイは連射のテストをした。

 

おお!白昼堂々、オンナコドモの監視の中、ただ小便臭いだけの股間の欲求をさらけ出すジジイども!
横浜港に自転車で釣りに来て当たり前のようにタバコを吸うジジイと同じく「今夜のオカズ」とでもいうのであろうか?
チアリーダーたちの股間を家の大画面モニターで鑑賞し、一時停止などを繰り返すのであろうか?
その手に握るリモコンの一時停止のマークは擦れて消えているのか!?
マウスを握ったり、チンコを握ったり忙しいのであろうか?
いやいや、チンコはカユいだけ。と申開きをするのであろうか?
4Kは素晴らしい!などと一人つぶやきながら、またひとくち酒を舐めるのであろうか?
翌朝、「ああ飲みすぎた」などとつぶやきながら、カーテンを開け、朝の日差しに目を細くし、「予定は何もないし、もう一回見るか…」などと言って朝から微笑むのか!?


ジジイたちは準備万端だ。
最終点検の中、バッテリー残量など見ながら、どうする交換しておくか?などと気分が盛り上がっている中、アナウンスが有った。

 

みなさまにお願いがあります。
写真撮影、動画撮影、録音など禁止とさせていただきます。

 

健康診断結果を聞かされた時のように、ジジイたちの手は止まり、表情も止まった。
企画モノのAVとは逆に、ジジイたちだけの時間が止まった。(そのまま心臓が停まってしまえばいいのに)
オレはニヤけてしまったが、マスクをしているので誰にもバレない。

 

オレは周りをグルリと見渡し、監視体制はどうなっているのか探した。
群衆の後方で脚立に乗り、大型の三脚にビデオカメラを載せている男は軍服を着ている自衛隊の人間だ。
チアリーダーたちの股間をビデオに納め、ブルーレイディスクに焼いて、出港する護衛艦に対し航海の安全を願い、食材とともに船に積み込むのか?
主催者の指示を聞き入れず、撮影、盗撮している人の証拠を押さえるべく撮影しているのか?

ジジイたちは少しずつ動き始め、三脚からビデオカメラを下ろしたり、ズームレンズの着いたカメラを鞄に仕舞ったりして、オレが見える範囲から見事にカメラは消えた。

これが軍関係のイベントでなければ、「冗談じゃない!今夜のオカズ!どうしてくれんだ!!」と暴れる老害や、ブレーキとアクセルを踏み間違えるプリウスも居たろうが、敵は武器を持っている。命をかけるほどではない。と判断したのであろう。


そんなジジイたちの落胆の表情が見られた「フリートウィーク2022」最高でした。

が、
この落胆の後、重いカメラバッグを引きずりながら家に帰り、部屋の明かりも点けず、しばらく床の木目を数えた後、テレビ朝日やTBSの番組を見て、「武器を持つから隣国を刺激してしまうのだ! 自衛隊解散!」などと老害たちは思い込むんだろうね。
沖縄に移住し、座り込みを続けています!などと言い放つのだろうね。
残念だね。

横須賀地区の呼び名について/Fleet Week 2022

フリートウィーク2022 艦船一般公開の横須賀のページを見ると、「横須賀吉倉地区」と「横須賀船越地区」という地名が出てきた。
横須賀市民でないオレは聞き慣れない地名に混乱した。どこそれ?

少し調べてみた。

 

「YOKOSUKA軍港めぐり」に乗船すると、ヴェルニー公園から見える範囲の他に、「横須賀湾長浦地区」とか、「長浦港」とか呼ばれる場所も航行するので、秘密の場所を見れたような気がするのだが、実は、京急田浦駅やJRの田浦駅から歩いて行ける場所で、秘密でもなんでも無い。
オレ的には、「もがみ」と「くまの」が、横須賀湾長浦地区の方に係留されているのを知ってから、電車に乗って行ったりして、コチラの方を「長浦地区」と呼んでいた。
ところが、今回自衛隊の呼称では「船越地区」というコトになっている。

「横須賀船越地区」は、「最寄駅:京急田浦駅」から徒歩15分」となっているが、京浜急行に「田浦駅」は存在せず、「京急田浦駅」が有るのみである。
これも Google を使えない悪影響なのか?(↓ 参考記事)

まあいい。
京急田浦駅」から長浦湾に向かって歩くと、「田浦町」、「田浦港町」、「船越町」、という地名の場所を通る。
「田浦町」は「港が丘」によって飛び地になっている。

逆に「長浦町」は通らないし、「長浦港」は「長浦町」と接していない。(「新井堀割水路」の捉え方にも拠るが)

船越地区は長いこと工事中だったけど、色々きれいになった。入場したのは初めてだったので嬉しかったよ。

 

基地手前に「田浦中学校」が有るが、住所は船越町7丁目、そして、向かいに有る、海上自衛隊自衛艦隊司令部、護衛艦隊司令部、潜水艦隊司令部の住所は、同じ船越町七丁目。
というコトで、「船越地区」と呼ばれる理由が判明した。

 

さて、今度は「横須賀吉倉地区」である。
海上自衛隊 横須賀地方総監部の住所は、神奈川県横須賀市西逸見町1丁目無番地となっているけど?

理由は単純で、横須賀地方総監部の建物が有るのが「西逸見町」で、シンガポールパキスタンの船が係留されていた吉倉護衛艦B桟橋(Y3・4岸壁)が「吉倉町」で、この地名が使われている。
即ち、吉倉護衛艦A桟橋のオーストラリアとインドの船、逸見自衛隊H1岸壁のカナダとタイの船は無視されている。
係留数が多いし、総監部の住所の「西逸見町」の方がスッキリしそうな気がしないでもないけど?

 

吉倉町は飛んで桟橋も含まれているように、東逸見町も逸見自衛隊H1岸壁の先っちょのヘリコプターが降りる場所の一部も含まれていた。

一瞬、「お役所仕事の馬鹿らしさ」と思ったのだが、自衛隊基地という迷惑施設を受け入れたコトによる「助成金」を自治体に入れるための仕掛けではないか?という推測に至った。「国有提供施設等所在市町村助成交付金」というやつだね。

 

閑話休題

今回、正確な地名を使った。というコトが分かったけどさ、余所者にとっては分かりづらい。

横須賀市の「横須賀港の概要」のページを見ると…

横須賀港の概要|横須賀市

「横須賀吉倉地区」は、「本港地区」となっているので、「横須賀本港地区」
「横須賀船越地区」は、「長浦地区」となっているので、「横須賀長浦地区」もしくは来訪者にわかりやすく「横須賀田浦地区」でいいと思うよ。

 

おまけ

長浦湾の経緯について、国土地理院の航空写真を調べた。

1974~1978年

1979~1983年 桟橋が建設された

1987~1990年 埋め立てられて、陸地になり、護岸になった。

ほぼ現在(庁舎建設前) 田浦中学校側が埋め立てられた。

国勢調査の図面を見ると、無いコトになっている。

Fleet Week 2022 艦艇一般公開 木更津の表記に物申す!

これは、フリートウィークの艦艇一般公開のページの木更津埠頭の地図である。
最寄り駅である木更津駅から歩くと25分かかるとある。


オレはプランを立てるにあたり、ルートなどを調べる中で、木更津埠頭までそんな時間で移動するのは無理だ。と分かった。
Google先生に聞いてみると、4.2kmの距離が有り、歩くと52分かかる。とある。

防衛省は、4.2kmを25分で歩けるとしているが…

4.2km÷0.4167時間(25分÷60分=0.4167時間) = 10.07919 ≒ 約10km/h
時速10kmで移動すれば、4.2kmを25分で移動できますよ?

単純に10倍して、42.095kmのマラソンを250分(4.167時間)かけて走れば、時速10.08kmじゃん。
ラソンの記録が2時間ぐらいだから、倍の時間はそんなに遅いペースではない?

千葉県民は総じて足が早く、オレのような神奈川県民の倍の速度で歩くのかしら?
と疑念を持ったオレは、木更津埠頭まで歩く中、想像を巡らし、以下のような推測に辿り着いた。

2018年、イージス・アショアの候補地選択検討の中で、(仮称)防衛省そろばん部の計算結果により、一段目ブースターは、(仮称)アラヤ演習場に落下するので「ダイジョーブ!ダイジョーブ!」という結論に至った。

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「前線に配置される方がよっぽどマシ」が合言葉の(仮称)防衛省内住民対応部は、この計算結果を元に住民説明用の資料を作成・説明を行った。

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後日、民間の(仮称)タイガー計算機社が「計算は合ってるけど、なんか変だよ?」と指摘。

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時を同じくして、ミサイルの発射位置の標高が間違っているコトを民間の(仮称)カシオミニ測量秋田支店が「やまっこたがくね(あの山は、そんなに高くない)!」と発表。

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元となった標高について、(仮称)防衛省電子計算機班が、PC-98ネットスケープナビゲーターを用いたネットサーフィン中に見つけた Google Earth の結果だったコトが判明する。

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胃炎や精神疾患により、半数以上が異動となっていた(仮称)防衛省内住民対応部が「元データを間違えちゃった。ゴメンネ。ゴメンネ~」と住民説明を行ったが、役職上出席しなきゃダメなのは分かるけどさ、あ~あ、休みたかったなぁ~と思っていた東北防衛局の男は説明会で睡眠時間を確保してしまう。

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住民は「しったげごしゃげる!」と怒りをあらわにすると、自分個人に火の粉が降ってくるコトを恐れた当時の防衛大臣は「やめだ。やめだ。」とイージス・アショアの配置計画を白紙にしてしまった。

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以上のような経緯の後、防衛省内では
Google防衛省の敵である。今後一切の利用を禁ず!
という通達が有り、Googleのサービスを使うコトができなくなった。

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そんな今年、「今度さ、観艦式の一環で、艦艇一般公開をするんだけどさ、木更津埠頭ってちょっと不便じゃん!? まあ、車以外で来る人がいるとも思えないけどさ、シャトルバスを出すのは渋滞に拍車かけるだけだし、一応、最寄り駅からの歩いた場合の時間を書いとこっか?」と新入隊員に仕事が回ってきた。

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新人隊員は「Google使わなかったら、どうやって時間測ればいいんですか?そんな方法有るんですか?」と退役間近の上司に相談する。

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上司は「何でも機械に頼っていると、戦場で機械がダメになった場合、何もできなくなって、殺されるのを待つだけになってしまうぞ?」と、コンピューターのコトを「機械」と呼び説教を始めた。
「オレらが実戦演習のときに習ったのが、手持ちの道具で対処する方法だ。」

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新人隊員「道具?」

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退役間近の上司「そうか、君は防衛大学出身じゃなくて、一般採用だったね。まあ、いい。例えば、迫撃砲を撃つ場合、砲弾の種類と敵までの距離を合わせると仰角を何度にすればいいか分かる。敵までの距離は目視と地図上の距離をサンスケで測る。」

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新人隊員「サンスケ? 江戸時代に銭湯で背中を流していた?」

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退役間近の上司「今どき、建設業の人間でも、その鉄板ネタは言わないじゃないか? 三角スケールを略してサンスケって言うんだよ。これが三角スケールだ。」

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新人隊員「100分の1、200分の1、250分の1、500分の1… 中途半端な縮尺が有るんですね?」

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退役間近の上司「地図を読む時、よく使うのが250分の1と500分の1だ。」

 

…と、木更津駅と木更津埠頭の距離を測った新人隊員が、250分の1の図面を500分の1と間違えて、2倍にしてしまった。…というのがオレの読みだ!

おまけ

2013年2月の衆議院予算委員会において、民主党原口一博が「Google Earth か何かで見れば、どこに日本の艦船がいたか分かる!」と発言したように、東大出身の国会議員様にも「神の目を持った。」と認められた Google Earth ではあるが、防衛省はイージス・アショアの件で辛酸をなめたワケだが、後日談が有った。

防衛省幹部A氏は「おいおい。そりゃ、資料を間違えたオレらも悪いけどさ、国会議員のパフォーマンスに振り回されるのは困るよねぇ~。イージス・アショアの契約終わっちゃってるし、どうしよっか?」と上層部連中に漏らすと…
幹部B氏「護衛艦に載せません?」
幹部A氏「は?」
幹部B氏「護衛艦の主砲から吐き出された薬莢が海に落ちても騒ぐ住民はいませんよ? 護衛艦に載せちゃえば、ブースターがドコに落ちようが関係ないじゃないですか?」
幹部A氏「いやいや、あれだけデカいシステムを載せられる船は無いだろ?いずもの甲板使うワケにはいかないし。」
幹部B氏「令和の大和を創るんですよ!」
上層部一同「おお!」
幹部A氏「大和か~!いいねぇ~ なんか興奮したら、腹が減ってきた。」
幹部B氏「じゃあ、麺屋武蔵にします?」
幹部A氏「大和に武蔵か! 起死回生だな!!」

toyokeizai.net

 

…と馬鹿みたいな経緯がありませんように。

令和4年度国際観艦式の為のロケハン

富士総合火力演習に入場できる一般人の数は 24,000人らしいけど、オレは未だ当選したことがない。

有料制にして、入場者を1万人、参加費1万円としても1億円の収入になり、圧倒的に不足していると言われる、弾丸、ミサイルなどの足しになる。
10,000人×10,000円= 100,000,000円

演習のフィナーレに、退役する74式戦車にロシア国旗と、ロシアの犬、鈴木宗男の写真を付けて、蜂の巣にすれば、国威高揚になる。
唯一の問題は、1万円を負担できるのが、兵役に適さないオッサンばかりで、リクルートとしての役割は果たせない。

一方、海の方にも富士総合火力演習なみの大人気イベントが有って、「体験航海」という、観艦式の際に隊列を組む艦艇に乗船できるもの。
外洋に出る航海に8時間も乗船できる。吹き晒しの中、立ったままでもいいし、甲板に座り込んでもいい。
そんな船が嫌いになれるぐらいの経験だと思うが、オレは当然のように落選し続けている。
確か前回は、台風の影響で、体験航海自体が中止だった。
今年は、観艦式自体が無観客。


国際観艦式の前後はフリートウィーク

今年のフリートウィークの艦艇一般公開は豪華だ。
個人的に絶対無いと予想していた、2回の改修済みの「いずも」は初公開。
一般公開が初の「もがみ」と「くまの」。
初航海のコトを「処女航海」と呼ぶコトから、「処女公開」と呼ぶのか知らんが、これら新時代対応の船舶に乗船できるとのコト。
マスコミ流に切り取ると「処女に乗れる!」

 

10月29、30日
横須賀:いずも(DDH-183・横須賀)、ひゅうが(DDH-181・舞鶴)、あさひ(DD-119・佐世保
木更津:もがみ(FFM-1・横須賀)、くまの(FFM-2・横須賀)、あたご(DDG-177・舞鶴

 

11月3、5日
横浜新港:しらぬい(DD-120・大湊)、謎の潜水艦
大さん橋:3日いずも(DDH-183・横須賀)、5日くまの(FFM-2・横須賀)
山下ふ頭:あたご(DDG-177・舞鶴)、くにさき(LST-4003・呉)
船橋東ふ頭:せんだい(DE-232・舞鶴

 

11月6日
令和4年度国際観艦式(無観客)

 

12月12、13日
東京国際クルーズターミナル:もがみ(FFM-1・横須賀)、くまの(FFM-2・横須賀)

 

家から通えるくせに、会場の近い場所に宿を確保するか?と最近の悪い癖が出そうになるが、ぐっと我慢する。わからんけど。
オレ的には3週間休日無しが決定した。

 

観艦式直前の11月3、5日は、横須賀で艦艇一般公開は無いのだが、海外のバトルシップが何艘か来ているだろうから、ズムウォルト、オークランドなみに軍港めぐりの船が賑わうかもしれないが、みなとみらいをぐるぐる周っていると横須賀まで足を伸ばせない。
オレは全部周るコトを諦めた。
太平洋側の住民にとって日本海側の船は貴重ではあるが、舞鶴の船が来る船橋もパスする。

唯一の日本海側、舞鶴警備区の船は、太平洋側の住民にとって貴重だが…

 

他の鎮守府も何らかのフリートウィーク絡みのイベント情報がチラホラ出ているが、これだけのスター選手が揃うので、旅行支援を絡めて神奈川県の宿泊施設は混むぞ?
船橋以外、乗船待ちの列が尋常でないだろう。

 

無観客の国際観艦式を見る

艦艇一般公開は朝から並べば確実に乗船できるのでいいのだが、問題は無観客の観艦式。
何しろ海上なので、指をくわえようが見る方法は無い。
…ようだが、方法は有る。

今年は、体験航海が無いので断言はできないが、艦船たちは、横須賀、船橋、横浜から集うが、外洋に出たところで隊列を組む。

富津岬沖は横須賀発の船がギリギリ見えるか?ぐらいだが、観音崎沖は全艦船が通る。


浦賀水道の航路を見ると、絶景の撮影ポイントが有る。

第二海堡だ!!

第二海堡に渡るツアーは、はとバスやらクラブツーリズムやら複数の旅行会社が商品を出していて、一番シンプルなプランで1万円。海鮮の食事や猿島を絡めたプランで2万円となっており、なかなかお金がかかる。
が、観艦式当日の渡航ツアーは無い。
が、関係者特権などで渡航する人たちは居る。
だろうが、オレのような平民には無関係だ。

 

陸地のポイントを探すしかない。

千葉県の富津岬や金谷などは、東側から浦賀水道を見ることになり、午前中の撮影では順光となり好ましい。
が、オレは神奈川県在住なので、千葉県の南部から狙うことになれば、通過するであろう時間帯から計算すると、前のりで宿泊する必要が出てくる。
千葉県の南部には何もない。
見えるか見えないか不明なのに、時間とお金をかけられるほどお大臣様ではない。
午前中の逆光は仕方ないと諦め、戻ってくる時は順光になる!とポジティブに変換し、観音崎から観艦式の隊列を見ることにする!

というコトで、LUMIX DC-FZ85(20~1200mm F2.9~6.5)を持って、観音崎にロケハンに出掛けた。

なお、評価は…
○視界:広い、狭い、その間
○船(航路)までの距離:近い、遠い、その間
○視点の高所アドバンテージ:高い、低い
○トイレまでの距離(起伏):近い、遠い
(片道概ね200m以内で経路の起伏が少ないと「近い」)


A.破崎緑地の展望デッキ
【視野:狭0 + 距離:遠0 + 高所:高1 + トイレ:遠0 = 総合1/6】

「破崎緑地の展望デッキ」は、条件が良ければ東京湾の向こうに富士山が見えるらしいが、このデッキは、三浦半島の東側なのに、東京湾を挟んで富士山が見えるというのが、不思議でしょうがない。
が、今回の目的は東京湾の見えっぷりの調査なので、富士山は置いといて…

デッキ自体は、高台で大変良好。よくぞ作ってくれた!とは思う。

しかし、浦賀水道を往く船舶を見るとなると、生い茂った草木がジャマ!
東京側しか見えない。

馬堀海岸が見える。

観音崎側は絶望。

 

手すり手前の最前列に居ないと何も見えない。
馬堀海岸駅からのアクセスが良いので、場所取り争奪戦が有るか否か不明だが、富士山を見るために訪れるだろう人がそこそこ居るコトは想像できる。
選択肢として優先度は下がる。

一番近いと思われる「旗山崎公園」の公衆トイレまで片道 300m。

バス停「走水小学校」下車。


B.走水小学校
【部外者侵入不可ですよね? 上の階や屋上から見られれば最高】

よこすか海岸通りは歩道が無くなるので、側道を歩く。
走水小学校に向かう獣道のような細い道が有ったので入ってみたが、すぐに通行止め。
木々と建物の間から海は見える。
が、こんな隙間では、通過する船がいつ来るのか分からず、常時緊張しなくてはならないし、手前の住宅の住民から「ノゾキ」「トウサツ」として通報される可能性も有るので不適。

35mm換算160mm

 

35mm換算1200mm

 

側道を降りたところで海側への道を歩く。

35mm換算500mm

 

走水小学校は、「日本で一番海に近い学校」と謳われているとおり、岸壁に建っている。(正確には小学校を建てるために擁壁を建てて埋立地とした)

↑現在 ↓1960年代 海岸線のカタチが異なる。

海に近いというのは、一見、優雅な光景を思い浮かべてしまうが、生活圏の海辺は、潮風でベトベトするし、夕焼けに向かって弾くフォークギターの弦が錆びる。

明治6年開校当時の名称は、「第一大学区神奈川県管内第十中学区相模国三浦郡第七十三番小学走水学舎」という歴史ある学校。
しかし、現在、全生徒数が52人らしいく、横須賀市内で最少らしい。
万が一廃校などになったら、リゾートマンションかリゾートホテルが争奪戦をしそうな場所だ。

それにしても…
観艦式の日に教室に入れてくれたら、快適に一日、海を眺められそう。

 

C.旗山崎公園・走水低砲台跡
【視野:広2 + 距離:中1 + 高所:高1 + トイレ:近1 = 総合5/6】

小学校のすぐ横の「旗山崎公園」の奥の小山エリアはしばらく立入禁止区域だったとのコトだが、現在は土日祝日は一般公開され、平日はガイド付きで公開されている「走水低砲台跡」となる。

地図を眺めただけの時点で、撮影ポイントの第一候補。

まずは、旗山崎公園から海を眺める。
うん。走水小学校につながる道より高い位置に有るので好条件。

35mm換算560mm

さて、いよいよ砲台跡へ。
旅行先で、砲台跡を見つけたら行くようにしているのだが、経年で周囲の木々が生い茂り、ほぼ海が見えない事例が多い。
今年の5月、江田島の「三高山砲台」に行った時も砲台跡から海は見えなかった。
というか、オレの知識不足だったのだが…
この海に近い走水低砲台跡に据えられていたのは加農砲
浦賀燈明堂に近い山の上の千代ケ崎砲台跡、広島の砲台山の三高山砲台に据えられていたのは榴弾砲で、榴弾砲は曲射弾道で、加農砲のように平射弾道ではないので、砲から直接敵が見えなくてもよく、同じ砲台跡でも景色が異なって当たり前なのだ。

期待と不安でワクワクしながら「走水低砲台跡」の坂道を上がる。
小山なので、あっけなく砲台跡に到着。
砲台跡は壁に囲まれているので、周りは見えない。
砲台跡を出て園路らしき動線に従い歩を進めると、海が見渡せる広場が有った。

視野がなかなか広い。 これは素晴らしい。

なんか知らんが大量の船が浮かんでいる。
近くに居た公園清掃をしていた男性に「あれは漁船ですか?」と聞くと
「よい漁場が有るみたいで、集まっているみたいです。」
前日も前々日も雨だったので、今日こそ釣り船は稼ぎ時らしい。

35mm換算170mm

第一海堡? 35mm換算500mm

 

弾薬庫など、汚さゼロだし、「旗山崎公園」には清掃されているトイレも有る。
走水低砲台跡は予想以上に適する場所だった。

バス停「走水上町」下車。

 

D.走水の港
【無評価】

釣り船の権利を持った人たちの敷地権的なものがどの程度厳しいのか不明だし、沖に防波堤が有るし、わざわざこの場所を選ぶ理由がない。

 

E.防衛大学校 走水海上訓練場
【部外者侵入不可】

門は開放されているけど、立入禁止。



F.観音崎ボードウォーク
【視野:広2 + 距離:中1 + 高所:低0 + トイレ:遠0 = 総合3/6】

観音崎京急ホテルは、今年、令和4年9月に営業終了した。リニュアルの為の工事に入る。
改めて見るといいホテルだ。

ああ、立て直し後も高層にして欲しくないな。と思って、横須賀市の都市計画図を見てみると、ホテルの敷地は、第1種低層住居専用地域(容積率:80%、建ぺい率:40%)、浦賀島風致地区(第1種風致地区)なので、数年後に高層ホテルが建つことは無い。
…だろうが、一抹の不安は有る。

横須賀美術館は市街化調整区域なのに、建築許可が下りている。
行政は行政の都合で何でもできる。
観音崎京急ホテルは民間では有るが、行政側との…△◇▽□…次第で都市計画を変更し…△◇▽□…変人小泉元総理に従い、風致地区の解釈を…△◇▽□…容積率のアップも…△◇▽□
…と東京新聞のような妄想陰謀論は止めて、本筋に戻す。

ところで、このホテルの宿泊客は何を目的にしているのだろうか?

一応、観音崎ビーチという砂浜はあるけど…
(しょうがないけど、)打ち上げられた海藻が汚く見えるし、岩場も近くて、泳ぐのに適した砂浜には見えない。個人的に。
シェラトンワイキキホテルのビーチは常時掃除されているし、海に入った人が立てる範囲は石ころも排除されていたからなぁ… 比べるのが酷か。

海が見渡せるレストランが有ったみたいだけど、レストランに一日中居るワケじゃないし…

リニュアル後は、もっと立派なプールが有って欲しいかな?
リゾートホテルのプールは、ホテルのイメージアップのための飾りでいい。

第一海堡? 35mm換算400mm

第二海堡 35mm換算600mm

ホテルの周りに有る「観音崎ボードウォーク」は、ホテルの宿泊客でなくても通行することができる。
ボードウォークの管理はなかなか大変なのだが、経年劣化で浮いたりしてフワフワした部分もなく、立派なものだった。

富津岬のアレ 35mm換算1200mm

35mm換算1000mm

35mm換算600mm

走水小学校と走水低砲台跡の小山 35mm換算120mm

35mm換算500mm

見える海は広く、今回の目的に適する。
ボードウォークでも、脇のコンクリートでも、更に岩の上でも座れるので、折りたたみの椅子を持ってくる必要ない。
座っていられるコトはすごいアドバンテージだと思う。。

トイレに関しては、工事中のホテルを使わせてもらうワケにはいかないが、ホテル裏の「横須賀美術館」に公衆トイレが有る。ボードウォークの中間に居たとして片道 500m。

バス停「観音崎京急ホテル・横須賀美術館前」下車

 

神奈川県立 観音崎公園

さて、いよいよ大本命というか、みんな知ってる「観音崎公園」。
公園なのでトイレが散在し、糞尿垂れ放題。
さて、点在する砲台跡や広場からどの程度海が見えるのか?

バス停「観音崎」下車(横須賀駅浦賀駅馬堀海岸駅から)

 

G.海岸園地トイレ前〔観音崎公園
【視野:広2 + 距離:近2 + 高所:低0 + トイレ:近1 = 総合5/6】

「海辺の道」は、(当然ながら)海が近い。
海岸園地トイレの前にはちょっとした広場が有り、座るコトもできる。
沖を通る船との距離が近く、迫力を感じる。

35mm換算270mm

35mm換算660mm

35mm換算640mm

うん。ここは有力候補だね。

 

H.観音崎灯台観音崎公園
【視野:広2 + 距離:近2 + 高所:高1 + トイレ:近1 = 総合6/6】

灯台が見えて、「あれ?こんなに小さかったっけ?」となった。

ブラタモリで、その筋の先生にヒントなしのクイズを出されそうな地層がむき出しの切通しを抜け、灯台到着。
ここだけは有料!というか、参観寄付金 300円也。

ヴェルニーにより造られた日本初の灯台とのコト。
ヴェルニーは、横須賀造兵廠、横須賀海軍施設ドック、灯台、その他の近代施設の建設を指導し、横須賀基地横の公園は「ヴェルニー公園」という名前だし、横須賀イチの有名人。
しかし、フランスから呼んだ技術者が優秀だったから良かったものの、現代の小中学校の先生ような「無能」だったら、横須賀湾に沈められていたんかなぁ。

35mm換算600mm

35mm換算1200mm

35mm換算260mm

35mm換算260mm

35mm換算1100mm

ここまでは灯台の麓からの撮影。

ここは大本命というか、「観艦式の日、灯台の上には、鈴なりの人たち」と表現する文章を読んだ記憶が有るが、鈴なりになるのは無理!
階段でさえ、サグラダファミリア自由の女神の腕の中より狭く、オレは肩をぶつけながら上り、バルコニー(?)は行き違いができない一人分の幅しかなく、リュックサックがドアにひっかかるぐらいだったから、鈴なりは無理だし、阿呆ばかりが集まったら、階段で上がることも下がることもできずじまいの地獄になり、灯台の中では腸詰めができるだろう。

北側に見える白い塔は、「観音埼船舶通航信号所」ということで、灯台ではなく、流木など障害物、波の状況や往来する船の状況など、情報共有したり、交通整理をしたりする施設。

35mm換算400mm

35mm換算330mm

35mm換算680mm

しかし!
高台で海が近いから最高の光景であることは間違いない!
本日ナンバーワンの場所だ。

一人で独占できるなら、3万円なら出す人がいそう。
参観寄付金 100人分だ。
まあ、県立の公園にそういったことはそぐわないか。

 

i.海の見晴らし台〔観音崎公園
【視野:狭0 + 距離:遠0 + 高所:高1 + トイレ:遠0 = 総合1/6】

「見晴らし台」というからには、「見晴らせる台」なんだろうな!?と思いながら、レンガ造りのトンネルを歩き、砲台跡を過ぎて到着。

35mm換算700mm

うん!確かに「見晴らし台」だが、南側の海が見え、久里浜の火力発電所が見える。
「戦没船員の碑」と同じような風景だろうが、少し条件がいいかも。
しかし、最寄りのトイレは、戦没船員の碑のトイレとなり、起伏も有るし遠い。

 

J.戦没船員の碑(大浦堡塁)〔観音崎公園
【視野:狭0 + 距離:遠0 + 高所:高1 + トイレ:近1 = 総合2/6】

オレはその名称から、1艘の数人の船員のためのもの。と勝手にイメージしていたが、戦争や海難事故の犠牲になった6万余人の碑というコトで、すごい数だった。
が、海に沈んだ大勢の人たちをどうしてこんな高台で弔うのか?と更に疑問になった。2度と沈むコトが無いように?
アニメ『ハイスクール・フリート』のように、将来、海面上昇で、この場所まで海に浸かるような事態になれば目も当てられないなぁ。

35mm換算1000mm

「太平洋を望む」とのコトだが、方角的に南西部だけ見える。
高台で有ることはいいかもしれんが、船団の航路的に、午前は見えたとしても後ろ姿で、帰り道は隊列が見えるかもしれんが、そもそも海までが遠い。
トイレが近くに有るコトはよい。

 

K.観音崎自然博物館・展望園地〔観音崎公園
【視野:広2 + 距離:中1 + 高所:低0 + トイレ:近1 = 総合4/6】

観音崎公園は広大だが、一部「海上自衛隊 観音崎警備所」という緊張感の有るエリアが挟まっている。
そういったワケで、「観音崎自然博物館」と「展望園地」は、「離れ」のような印象だ。

これまでなんとかもった天気がココで崩れ、土砂降りになったので、後日改めて訪れた。
この日は日差しが強くて、気温も高く、沖の船は揺らいで見えた。
公衆トイレは有るし、ワインが飲めるレストランも有り条件はかなりいい。

35mm換算260mm

35mm換算740mm

35mm換算600mm

35mm換算230mm

ここまでは、園地の下(海岸線)

ここからは、園地(緑地)

35mm換算360mm

35mm換算500mm

35mm換算950mm

35mm換算760mm

週末のみ有料の駐車場はすぐ隣。
ん!!駐車場の便利がいいというコトは、それなりにこの場所を狙って来る人も多かろうと想像できる。

南東が正面なので、午後の船団が戻って来る時が狙い目かも。

バス停「観音崎自然博物館」下車(日曜日・祝日のみ)
バス停「腰越」下車徒歩8分

A.破崎緑地の展望デッキ
B.走水小学校
C.旗山崎公園・走水低砲台跡
D.走水の港
E.防衛大学校 走水海上訓練場
F.観音崎ボードウォーク
G.海岸園地トイレ前〔観音崎公園
H.観音崎灯台観音崎公園
i.海の見晴らし台〔観音崎公園
J.戦没船員の碑(大浦堡塁)〔観音崎公園
K.観音崎自然博物館・展望園地〔観音崎公園

 

まとめ
天気の悪い日と良い日に現場に通ったが、もちろん天気が良いに越したことはないが、気温が上がると沖の船は見にくい。
観艦式当日、どの程度の人が集まるか知らないけど、観音崎の駐車場は開園待ちの車で渋滞するという情報が有る。
今回、高倍率のカメラを持って行ったので、35mm換算1000mmなどといった撮影ができているが、イチガンでそんなレンズ持っていない。
等深線を見ても、浦賀水道観音崎は船までの距離が短く、大きく撮影できる可能性が高い。(右側通行なので特に午前中)
以上のコトを踏まえ…

H.観音崎灯台観音崎公園〕の有料(参観寄付金)範囲は、灯台に上がらなくても、俯瞰で撮影できるので、面白い絵が撮れそうだが、エリアが限られているので果たして混み具合が不明だが、一番面白そうだ。
混んでいれば、山を降りて、G.海岸園地トイレ前観音崎公園〕に行けば良い。

F.観音崎ボードウォークは次点候補かな。

C.旗山崎公園・走水低砲台跡は穴場。

…って感じかな。

 

今治港開港100周年記念事業「みなとフェスティバル100」 (2022.10.15~16)

今治に前回訪れたのは、「今治国際ホテル」の移転前で、タワーは建設中だったから超久方ぶりだ。
四国の西側2県は大好きな県なので、「みなとフェスティバル100」にかこつけて出掛けた。
今治港は開港100周年で、東急、グリコ、小学館、キューピー、名古屋市交通局サクラクレパスオタフクソース日本共産党… なども100周年。
味噌も糞も100周年。

「みなとフェスティバル100」の10月15日(土)は、ブルーインパルスが来るというので、愛媛県はもちろん、広島、高知からも人が来たので、朝から大渋滞だった。
オレが狙っていた「今治市風早駐車場」は駐車が無理かな?と思っていたら、まさかの「空」表示で、喜んでゲートを通過し、好調にフロアーを上がっていくと、前の車の挙動がおかしい。「満車」です。との伝言が届いた。

既に満車だったのに、次々に車が入って来るので、上の方のフロアーは大混乱で、狭い通路が大渋滞していた。
直線部分で上り下りの行き違いはできる。
カーブでなんとか切り返すことができるはずが、上りも下りも渋滞していて、普通に曲がることも困難な状況に陥り、顔を出して、「下がれませんか?」と叫ぶのだが、立体駐車場の注意喚起の為のけたたましいアラームで打ち消されるという地獄。

その内、駐車場の管理人とおぼしきオジイサンが登場し、待っていても空きは出ないと確信できたので、お互い察しながら、各自どうすべきか考え、ゆっくりゆっくり、状況は改善していった。
福岡、広島、大阪、東京といった、頭に血が上りやすいチンピラの街とは違って、誰ひとり怒鳴らなかった。
たぶん全員他の車にぶつかるコトはなく、脱出していった。
フランスだったら、停まっている車にぶつけて、押しながら脱出しただろう。

昨今、道路事情は良くなったとはいえ、世界基準の幅広の車に乗る輩が増えたけど、その場面にも2m近い車幅であるマセラティが居て、大迷惑にだった。
銭持ちが市営の安駐車場に停めるなよ。
デカい車なんだから、近所に月極駐車場はたくさん有るのからさ、1ヶ月ぐらい2台分借りて、デカい面して駐車すればいいじゃんよ。
ナンバーは見なかったけど、広島辺りのチンピラかな?
港区の住民といい、なんで狭い駐車場と狭い道なのにデカい車に乗るのかね?


まあ、そんなコトも有り、会場周辺は大渋滞で、コンビニや商店の駐車場に駐車できるような厚顔無恥でないオレは、思い立ち、あの宮殿まで足を伸ばした。

「焼肉焼いても家焼くな」で、会社も炎上したとかしないとかで有名なあの会社の宮殿。
なんと臨時駐車場になっていて、駐車可能とのコト。

シャトルバスも出ているのだが、果たしてシャトルバスは進めるのか不明だったので、のんびりと隣の富田親水公園から見るコトにした。
実はブルーインパルスの航空展示は、11:00 開始の予定が、13:30 に変更されたので、いろいろ余裕ができてしまっていたのだ。
朝から「ラヂオバリバリ」という今治コミュニティFMを聞いていたので、早めに情報が入っていたのだった。
11:00 に間に合うように来ていた人も居るだろうけど、なかなかの人数が居る。

しかし、航空祭以外は、八王子と東京オリンピックでしかブルーインパルスを見たことがないオレは、こんなにブルーインパルスの人気が有るとは知らなかった。
ちなみに今治上空を飛ぶのは初めてらしい。


「はーばりー(みなと交流センター)」が中心だが、「今治港周辺に限らず、市街地の広いエリアで観覧可能です。人混みを避け、安全な場所での観覧にご協力ください。」とのコトだったが、果たして、約3.5km離れた富田親水公園で、その程度見えるのか?
しまなみ海道側に寄ったら全然見えない可能性も有る。
かと言って、あの大渋滞に向かう気はしない。

日陰に座ってただただ待ち、予定時間が近づいたので、公園の角に立つ。横ではルアー釣りをし続ける人。
海には漁船も集まって来た。ん!特等席だ!


13:30 になった。
小さい子どもが海の方を指さして「来た!」と言った。
オレには何も見えない。
ナウシカに出てくる大ババ様になった気分。
「大気が怒りに満ちておる!」と子どもたちを脅してやろうか?
焦る。
せめてスモークを出してくれたら…

ん?
見えた。
「はーばりー」に向かっているのか、オレの場所からは、ほぼ横向きだ。

八王子や先日の長崎パターンで、まっすぐ飛ぶだけのパターンだろうな。と思っていた。派手なコトはやらないと思っていた。

なんかエフェクトがかかっとる。LUMIX DC-FZ85 のレンズはこんなクセが有ったんか…

後半は円を描いたりした。
やはり完全な内陸でなく、半分海の上空では無茶ができるみたいだ。
墜落する時は海に落ちればいいもんね。

ほぼ雲のない晴天で、風は地上も上空も無いようで、スモークは流されるコトなく、長い時間残っている。
「おお!こんな良いコンディション久しぶりじゃ! 大気が喜びに満ちておる!」

オレの位置からハートは遠かった。


20分間の予定だったが、30分過ぎてもグルグル飛んでくれた。

青い海、青い空、整列して飛ぶジェット機
なんか、いいよ!いい!
それなりに派手に飛んでくれたし、超、超、超いい感じ。だった。
感動した。

帰り道も大渋滞で、ほぼ動かない。
工業団地の道の交差点に信号は無く、阿吽の呼吸だけで、行き来する。
中には阿吽の呼吸でなく、イラツイた炎の呼吸のドライバーもいるけど、イラツイたところでどうにかなるワケも無い。
「はーばりー」に向かう気はしない。
「ラヂオバリバリ」は長崎から来た市長や高校生が諫早市の宣伝をしている。その時間が異様に長い。
「ワシは、今治の情報が欲しいんじゃ!」とラジオに向かって怒鳴るも、番組は呑気に続く。

結構な時間をかけて、なんとかホテルに到着。
車を駐めて、荷物を置いて、ホテル近くの評判のいい居酒屋へGO!
水分も最低限だし、昼食をとってなかったので、散々飲み食いをして、またもや散財。大満足で就寝。

翌日の朝刊

翌日は、ホテル近くからシャトルバスの始発に乗り、会場到着。
昨日の喧騒が嘘みたいに閑散としているように見える。
祭り関係者の雑談を聞いていても、圧倒的に前日より少ないと言っていた。
余所者の勝手な気持ちとしては、前日は異常なので、この日ぐらいの客足で充分じゃんか?と思った。

さて、かといって、何しろ近県からもお客さんは来るだろうから、渋滞の可能性が無いワケではない。
のんびりしていて松山空港にバタバタ到着するのは嫌だ。
でも早過ぎるので、何か無いか?
帆船の搭乗券の売れ行きが不調とのコトだったので、チケット売りのテントまで行くと、同じ情報に踊らされた人たちばかりで、もう午後の便しかないとのコト。
不意にやるコトが無くなったので、早過ぎるけど、今治銀座を少し散歩して、空港に向かうコトにした。

本家以外の「銀座」は、どこも寂しいのぉ~

 

しばらく「ラヂオバリバリ」を聞いていた。
ディスクジョッキーが喋る話は全然面白くないのだが、かかる曲が面白い。在京のラジオでは流れないような曲が流れる。
青江三奈の「伊勢佐木町ブルース」が流れてドキッとする。
  あ~ん。あ~ん。 あなた知ってるぅ~ 港ヨコハマ~
  ドゥドゥビ ジュビドゥビ~ ジュビドゥヴァ~
おいおい。ドピュ ドピュって! 公共の電波で飛ばして大丈夫か?

野毛で飲んだ後、ウロウロしていると、青江三奈の歌碑を見つけた。
ボタンが有ったので押してみると、思いがけない大音量で「伊勢佐木町ブルース」が流れて、「近所の人スマン!」と不用意にボタンを押してしまったコトを後悔した。
それから、音が出るタイプの歌碑のボタンは押していない。
  あ~ん。あ~ん。

旅行前に立てたプランでは、「しまなみ海道」で尾道まで行って、少し観光して、戻ってくるコトも考えていたけれど、冒険を犯す気になれなくなったので、来島海峡展望台に寄り道して、橋を眺めた。

しまなみ海道」は、普通車が片道 4,920円に対し、125cc以下の二輪車と自転車は 500円、歩行者は無料だ!
ちなみに「しまなみ海道」の「サイクリングロード」は、日本で初めて海峡を横断できる自転車道とのコトだが、こんなに天気のよい休日であれば大渋滞の可能性も高いし、日陰が無いらしいので、約70kmの全線を走破しようとすると辛そう。
でも、いつか渡る!