スジの有無が有る!

f:id:arara-oyoyo:20190623213724j:plain

1.街の本屋での買い物は重労働

テレビアニメを見るようになって…
「こんなに面白くない作品をどうして作ろうと思ったのだろう?」
「この下手くそな絵は、原作者の責任?アニメ制作会社の責任?」
…と不思議になり、原作本を買ったりするコトがある。

最近はホント街の本屋さんが無くなったので、数店ハシゴするコトもある。

もともと週刊漫画を買う習慣が無いし、ジャンプ、サンデー、マガジン、チャンピオンぐらいは区別が付くのだが、KADOKAWAスクウェア・エニックスといった後発組が漫画雑誌を乱発しているので、漫画のタイトルをシッカリ覚えておかないと探し出せないし、店員さんに聞くコトもできない。
異世界なんとか」しか覚えてなかったら、候補がいくつ挙がるか分からない。

 

「ほら。Tokyo MX TV の火曜深夜2:00、正確には水曜2:00にやってる、ほら。耳の尖った女の子が出てるあのマンガを全巻欲しいんやけど?ほら。え?分からない?」と昨今のコミックスの充実した書店だったら、オレよりアニメに詳しいだろ?という勝手な思い込みは見事に裏切られ、変な汗かいたことがある。

ちゃんとタイトルを覚えていた時は、予想外に巻数が出ていて、しかもその店には欠品が有ったけど、前に寄った店だと最新刊しか置いて無かったので、とりあえずその店で揃えるだけ揃え、重い思いをして離れた次の店に向かったコトもある。

ネット通販で注文すれば、何の苦労も無く家まで届く。
大人買いやマニアックな本はネット通販に限る!というのが数ヶ月前に出た結論。
そして、週刊や月刊の雑誌もネット通販から注文できると最近知った。
街の本屋が潰れるハズだ。

しかし、街の本屋には新しい本との「出会い」が有るけど ネット通販にはほぼ無い。
ぼんやり街の本屋に行くと、持ち金全部買い物していたりする。


2.電子書籍は紙の書籍と違う場合がある

作品名は失念したけど、1年ぐらい前、ネットで漂流モノ漫画に出会った。
手塚治虫に通じるリアリティーの低いマンガらしい絵で抵抗なく読めた。
登場する女の子(幼女)のお尻なども描かれていた。

最初に発見したサイトで気に入ったものだから、続きは無いのか?と別のサイトも探してみたら、リーダーというのか、見方が違うだけで一巻無料で同じ話だった。
次に「待てば無料」系の某サイトに有るコトを知ったので、アプリをダウンロード、会員登録をして読んでビックリ。

女の子のお尻が白塗りされていた。
どうもエロ判定のようだ。

お尻なんぞ、男女ともに有るものなのに?
いやね、小さいお尻が前側に描かれていたら別の意味になるけども!!

…という経験から、漫画においては電子書籍を信じていない。


3.話題作にはバージョンが有るコトがある

これまた作品名は失念したが、記憶の断片を辿ると…
遊ぶ人、そんな感じの名前の人が描いた…
菜の花… ナデシコ… 忘れな草… 違うな… 春の花といえば…
Oh! Cherry Blossoms!
「Cherry Blossoms report」そんなタイトルの青春ラブコメマンガがあって、ある時(いつも?)或るスジが描かれた。
一部で話題になっていたのだが、オレは気付くのが大分遅れてしまい、コミックスで購入すると、裸眼立体視仕様になっていた。
オレは相当よくできた裸眼立体視でない限り元々ソコに有るモノが見えない。
この話題作も何が描かれたいたのか謎のままだった。
スジは見えなかった。

極めて優れたスジの作品には、バージョンが有るコトがある!のだ。

 

4.某作品が引っ掛かった

さて、ココからがやっと本題だが、発禁本になってしまうと嫌なので、具体的作品名を表記しないが、ココでは『●●●も』と表現するコトにする。

この『●●●も』は少し前に地上波でアニメ化されたのだが、オレ的に全然面白くなかった。
どうしてアニメ化されたんやろ?と思ったし、最後まで見なかった。

数カ月後、ポップカルチャーを扱う海外のサイトで、『●●●も』の原作と思われる絵を発見した。
その絵はスゴク魅力的だった。
アニメ版が失敗やったんや。と知った。

見つけた絵で画像検索すると、英訳された海賊版サイトが有った。
ココで、『●●●も』はケッコーエロい。というコトを知ってしまった。
英訳というコトは英語圏の連中が見るサイトなんだろうけど、明らかに日本販売の月刊誌をスキャンして、セリフや擬音などを英訳していた。

『●●●も』は複数の海賊サイトにアップされていたが、この時あるコトに気付いた。


絵が違う。

少なくとも2種類有る。

 

抽象的な表現になるが…
スジが描かれている。描かれていない。

そのスジには一言も二言も有るオレの研究者としての魂に火が付いた。
直ぐ様、アマゾ~ンでコミックス全巻を注文した。

コミックス:税込み648円×23巻=14,904円

中身を検証!
文字なんぞ読まない。
ぱらぱら~
1冊1分×23巻=23分
全巻チェック終了!

 

5.研究対象となった問題点

f:id:arara-oyoyo:20190623210933p:plain

f:id:arara-oyoyo:20190623211002p:plain

あるシーンを抜粋する。
ちなみに原画は色付きでなく、絵を比較検証するにあたり、位置関係がわかりやすいように、アンカーとしてオレが着色したモノである。

上の絵(以下「vagi」と称す。意味はない)は、市販されている絵を部分拡張大したもので、下の絵(以下「puss」)と称す。意味はない)は問題の絵である。

vagiは、手のようなモノの上に顔のようなモノが乗っている。
しかし、pussの方は、顔のようなモノがズレて、手のようなモノの指先のようなモノまで見える。

昨今の絵師は、液タブなどを用いるので、レイヤー機能により、オブジェクトの順番を入れ替えたり、差し替えたりが容易だとは思う。
しかし、市販された作品は印刷されているので、第三者がオブジェクトの位置を変えると、そのオブジェクトが有った場所が白抜きなどになってしまう。
ところが、移動されたであろうオブジェクトの跡地に、別のオブジェクトが存在している。

 

ん? 市販されているモノにバージョンが有るのか!!??
直ぐ様、アマゾ~ンで月刊誌を注文した。

月刊●●●ョ●::税込み650円×直近半年分(6冊)=3,900円

当然、直近の分はコミックスになってない新しいお話なので、サッと開いただけで前の号に取り掛かる。
他にもマンガがたくさん有ったけどパス!

5ヶ月ぐらい前の号で、手持ちのコミックス最終巻に追いついた。

目をスジのようにして凝視!

無い!スジは無い!

 

合計18,804円、約1マン(ズリ)9セン(ズリ)円を投じた。
注文から検証まで3日間、約2万円を投資した結果、市販物でpussは確認できなかった。

が、とりあえずは安心した。
もし、月刊誌の方がvagiバージョンで、コミックスの方がpussバージョンであったなら、オレは継続研究として月刊誌を買い続けるコトになってしまう。
が、その必要は今のところ無い。


5.あとがき

かつて電話帳という本が有った。
チカラ自慢の人たちが破いてみせるという目的の為に、全戸配布されていたぶ厚い本であったが、その電話帳を彷彿とさせる月刊誌は取扱いに困る。
オレが漫画少年だったなら、部屋の本棚に並べるのだろうが、オレはコレクションの趣味も無い。
廃棄するコトになるのだろうが、他のマンガも見てないし、勿体無いような気がする。
近所の中華屋のカウンターの下にこっそり置いてくれば、有効利用になりそうな気もする。

その点、電子雑誌は便利だよな。
注文すれば、即時ダウンロード。
もう見ないと思えばデリート。

う~む。