『Sully(ハドソン川の奇跡)』はガラガラ

邦題『ハドソン川の奇跡』は、原題『Sully』で、USエアウェイズ1549便不時着水事故の機長の愛称だった。
確かに『サリー』では、青いモンスターが有名だし、何のコトか分からんわな。

さて、映画の方だけど、たぶん映画館で観るアドバンテージはそれほど無いんだろうな。と思っていたけど、その通りだった。
昨今のSFモノに比べて、CGがチャチなのよね。実写の背景にCGの飛行機が浮いてるんだよね。ちょっと興ざめ。

あのTVCMが、不正が有ったのか!?的な不安にさせるじゃん? クリント・イーストウッドが監督というコトで、「まさか、『グラン・トリノ』みたいな感じ?」と不安になった。
グラン・トリノ』のあのラストは、いろんな解釈が有るんだろうけど、あんまり観たくないんだよね。 つらいわ。
ま、結論は言わんけど、ハドソン川の奇跡』は納得の結末やった。
観終わって、思ったんだけど、クリント・イーストウッドは、終始『正義』とか『誠実』を描くんだな。
『ごまかし』で生きるコトはいかん!と言っているんだね。

「9.11」を知っている世代が、不安になるカット。あれは効果的やったわ。 嫌~な気分になった。
たださ、今年のヒット作、『君の名は。』と『シン・ゴジラ』は「3.11」の嫌悪感を抱くじゃん? 今年は何かあるんかね?
そういえば、「9.11」をストレートに描いた映画は、まだ無いね。 そのうち誰かが作るんやろうな。
プラトーン』は、1986年公開だから、終戦から40年を要している。
今、「9.11」を描いてもアラブ人に嫌悪感を描かせるだけやろうし、遺族から糾弾されるやろうしね。 もし製作、公開されても、観に行ける自信はないわ。

 

ハドソン川の奇跡』は観て損は無い。そのくらいの映画かな。

 

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さて、ここからは余談。
オレが観た映画館は、1日5回上映されていて、気合満載だったけど、オレが観た回は、たぶん5人ぐらいしか入ってなかった。
そんなガラガラの中、年寄夫婦が来とって、このジジィの方が硬いビニール袋と思われる袋を終始まさぐっていた。
上映中に整理せないかんコトってある? ないわな。 たぶん、食べ物やね。 出来立てのパンとかなんやろか?
静かなシーンで、ガチャガチャ鳴らせて平気なん? 耳遠いんか?
お年寄りには親切に。と言われて育ったけど、あんなのは「とっととクタバれよ!税金の無駄やし!年金の無駄やし!」と言ってやってもいいよね。
シルバーシートに座って、スマホ触っとる年寄同様、早く死んで欲しいわ。
お願い!死んで!