柏崎刈羽原子力発電所は停止中で日々の電力は逆送中
『柏崎刈羽原子力発電所』は、新潟県の柏崎市と刈羽郡刈羽村にまたがる原子力発電所で、現在は停止中。
7機の原子炉が有り、1~4号機が柏崎市に、5~7号機が刈羽村に有る。
ちなみに、刈羽村(かりわむら)は、大字黒川と大字油田の飛び地になっていて、海岸線は存在しない。
本来、飛び地はインフラ整備など不都合が有り、望ましいはずがないし、海に近接しているのに、海岸線を柏崎市に盗られているという辺り、様々な人々の様々な魂胆を感じて、個人的にはゾワゾワする。
令和の社会派ミステリー作家よ。 面白そうなネタじゃろ? 書いていいよ。
原発絡みの自治体の成立を調べれば、面白い共通点が多々見つかるよ。
或日、定期点検中の保安員が、V字型に突き出した二本の白い足を原子炉建屋の冷却プールで見つけた。
このコトは、偶然にも同施設でお宝鑑定の出張番組収録中であった兵ちゃんの耳にも届いた。
兵ちゃんは、隣に居たノッポさんの帽子をひったくって下駄のまま走り出した。
よし!続きは任せた!
原子力発電所が近づいて来ると、物々しい有刺鉄線の二重壁が見えてくる。
壁と壁の間にはカメラも有れば、ガードマンも散歩見回りの警備をしている。
これでシェパードを連れていれば、捕虜が主役の戦争映画とか、スパイ映画のファンにはタマらない。ネコを抱っこしていたら、よく手なづけたな、と感心する。
何番目かの趣味である発電所めぐりの一環で、『柏崎刈羽原子力発電所』まで、新潟の中心市街地からレンタカーで走ったけど、北陸自動車道を使って1時間ちょっと、一般国道を使えば2時間ぐらい掛かるので、途中飯を喰ったりして往復すると、半日から一日掛かってしまう。
発電所の向かいには「サービスホール」、直訳すると「お客をもてなす穴」という名前の施設が有って、ここで原子力発電所の仕組みなどを学ぶコトができる。
「発電所構内ガイドツアー」の最終便(4便)に間に合ったので当然申し込んだ。
ちなみに最終便は14:30開始だが、その前にDVD上映による安全への取り組みアピールビデオを10分ぐらい見ることもあり、申込みの締切は30分前の14:00だ。
このように立派なバスに乗って構内に入るワケだが、乗車前に住所氏名などを申請用紙に記入し、免許証のコピーまで撮られる。
ガイドをしてくれた(喋りは下手な)広報の女性に拠ると、見学者数は右肩下がりだそうで、その回の見学者は未就学児童1名(乗車後すぐに就寝)を含め全4名だった。
オレはこの手の施設が好きなので、近所に有ったら毎週末行くけどな。
発電所内部は、炉の内部を含め撮影禁止。
上の写真の橋の下を抜けると、物々しい警備のゲートが有って、車輪付きの鏡でバスの下を検査してたけど、「End of Kingdom」のように、警備員になりすましたテロリストだったら、バスの下に爆弾を仕掛けられたハズだ。
ある程度、航空写真を見ればある程度分かるんだから(下の写真はStreet view)撮影禁止が効果的なのか不明だけど、放射能のパワースポットでインスタ映え!とかすれば見学者が増えると思うけどな。