Japanese Air Force One at Chitose base in the Reiwa One
千歳基地航空祭は日曜日の開催。
宿泊を伴う日曜日開催の航空祭に、初めて飛行機で前日入りした。
航空祭をたっぷり楽しみたいのならば、前日の練習風景から見た方がイイので、前々日入りが望ましいのだが、毎週末の旅行でお金が無かったし、なぜか土曜日に比較的安いチケットが残っていたので、前日入りとなった。
新千歳空港と千歳基地は別の滑走路なので、関係無いように思うのだが、前日練習が行われているという理由の管制塔からの指示があって、出発も到着も遅れた。
久しぶりの航空祭なので、久しぶりに KP を連れ出した。
カメラ本体とレンズで1kgを超えるぐらいで、フルサイズ+白レンズに比べれば全然軽量なのだが、1/2.3型センサーデジカメ(0.6kg)を常用するようになってしまっている身には重い。
ましてや、手持ちで一番大きな望遠レンズなんぞ思い出しもしなかった。
始めっから基地に入らないで道路の土手で飛行機を待つ人たち
今回の移動はLCCなので荷物が軽いコトは重要。
JetStarは7kgまでの機内持ち込みは追加料金無し。
と言っても厳しいのは、成田空港だけで、他の空港で計量されたのはほぼ無い。
しかも、成田空港の搭乗直前のバネ秤で計る場合、他の秤で計るより重い結果になる。
そこで、成田空港から搭乗する時は、手荷物受付の前に有る秤で計って、検査済みのタグを付けてもらった方が絶対安心。
まあ、元々重量オーバーだったらどうしようもないけどな。
F-15のオープニングフライトの前に、新しい政府専用機がどこかへ飛んで行った。
千歳基地所属の戦闘機はF-15で沖縄と同じ。
日本の端…というか、最前線はF-15に守られている。
一眼レフカメラの久しぶりというのは良くない。
レンズをどのくらい廻せば、どの程度の画角になるか?とかすっかり忘れている。
画質などのセッティングも忘れていた。
ホワイトバランスもアンダー気味だけど、アンダー過ぎるとダメやし…ってシャッター切る前にしとかんと、シャッターチャンスは一回しかないし!!
…といった具合で、F-2 が飛んで来た時バタバタして散々だった。
ちなみにこの F-2 は三沢から来ている。
一番ダメだったのがバッテリー。
使わないと劣化する。
終始電圧が安定しないのか、接触部分が汚れているのか、電力の残量が減ったり増えたり、え~~!!!って感じだった。
メーカーのバッテリーは高いけど安定しているし、充電量もサードパーティより多いというオレの中での実績が有ったので、一番バッターはメーカーバッテリーを入れていたけど、ダメダメだった。
あと、撮影結果を見てガッカリ。
レンズの中かセンサーなのか分からんけど、ホコリ侵入。
家を出るまでに試写して、ちゃんとPCの大きなモニターでチェックせんと!
カメラ屋の店員みたいに、白い壁写して背面モニターで拡大するぐらいで、ホコリに気付くぐらいの選球眼はオレには無い。
まあ、そんな感じで、ここ数ヶ月、大きな動かない船ばかり撮っていたオレに、ジェットスピードで通過する戦闘機は試練の連続だし、散々な結果だった。
「異機種編隊飛行」というコトで、777、F-15、U-125Aが仲良く飛んでいた。
「F-15大編隊 航過飛行」というコトで、エアブレーキを使ってもおかしくないぐらいゆっくりしたスピードで仲良く飛んでいた。
その後は、「F-15機動飛行」
後ろは民間機
政府専用機の New Type 弐号機が着陸。
先代の 747 に比べると、亀頭部分がスッキリしているし全体的に細身なので貫禄がない。
若手や~ん!って感じ。
何もかも新しくてピカピカしとります。
なぜか、F-16も来てて、いつものバキバキの飛行を見せてくれた。
岩国で体験したソニックブームが有るかも?とドキドキした。
他の飛行展示は時間的に短いのに、F-16はいつもの通りで、たっぷり飛んだ。
まあ、あいつらアクロバットチームでやっとるからな…
新千歳空港の管制官は、こっちの滑走路に入るんじゃね~ぞ!って気が気じゃなかったと想像。
ここまでが午前のプログラムで、15~30分ぐらいのインターバルで淡々とこなされていく。
午後は、みんな大好きブルーインパルスの登場だけど、5号、6号機の2機しかいない。
ブルーインパルスは、機体の不具合で4月からお休みしていて、先月2機だけ復帰。
F-16のバキバキの飛びっぷりからすれば、おもちゃみたいなズングリした機体の飛びっぷりは地味な気さえする。
F-16がスモーク吐きながら飛んだら、いよいよ見劣りするかもしれん。
でもさ、やっぱブルーインパルスの妙はチームプレイ。
2機とはいえ、息の合った、一糸乱れぬ演目の連続は感動的やわ。
ハートを作ったけど、射抜く矢は無し。
ブルーインパルスは航空祭の大トリなので、帰りの大混雑に巻き込まれたくない人達はブルーインパルスの演目の前で帰る。
子どもの頃、親とプロ野球の試合を見に行くと、最終回を待たずに帰ってしまうのが不満だった。
友だちと子どもだけでプロ野球の試合を見に行くようになると、最終回が終わって照明が消される直前まで居座った。
…が、航空祭は余韻の時間が無い。
ブルーインパルスの持ち時間は14:20までだけど、航空祭は15:00終了。退場しなくてはならない。
余韻に浸る時間は無い。
有料(210円)シャトルバスの列は、ゲートの中の基地内まで伸びていたので、とても並ぶ気にはなれず、歩いて南千歳駅に向かったけど、ブルーインパルスの前に退散すれば良かったか?と自問自答しながら歩いて、この日の歩数は2万歩を超えていた。