Fleet Week 2022 艦艇一般公開 木更津の表記に物申す!

これは、フリートウィークの艦艇一般公開のページの木更津埠頭の地図である。
最寄り駅である木更津駅から歩くと25分かかるとある。


オレはプランを立てるにあたり、ルートなどを調べる中で、木更津埠頭までそんな時間で移動するのは無理だ。と分かった。
Google先生に聞いてみると、4.2kmの距離が有り、歩くと52分かかる。とある。

防衛省は、4.2kmを25分で歩けるとしているが…

4.2km÷0.4167時間(25分÷60分=0.4167時間) = 10.07919 ≒ 約10km/h
時速10kmで移動すれば、4.2kmを25分で移動できますよ?

単純に10倍して、42.095kmのマラソンを250分(4.167時間)かけて走れば、時速10.08kmじゃん。
ラソンの記録が2時間ぐらいだから、倍の時間はそんなに遅いペースではない?

千葉県民は総じて足が早く、オレのような神奈川県民の倍の速度で歩くのかしら?
と疑念を持ったオレは、木更津埠頭まで歩く中、想像を巡らし、以下のような推測に辿り着いた。

2018年、イージス・アショアの候補地選択検討の中で、(仮称)防衛省そろばん部の計算結果により、一段目ブースターは、(仮称)アラヤ演習場に落下するので「ダイジョーブ!ダイジョーブ!」という結論に至った。

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「前線に配置される方がよっぽどマシ」が合言葉の(仮称)防衛省内住民対応部は、この計算結果を元に住民説明用の資料を作成・説明を行った。

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後日、民間の(仮称)タイガー計算機社が「計算は合ってるけど、なんか変だよ?」と指摘。

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時を同じくして、ミサイルの発射位置の標高が間違っているコトを民間の(仮称)カシオミニ測量秋田支店が「やまっこたがくね(あの山は、そんなに高くない)!」と発表。

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元となった標高について、(仮称)防衛省電子計算機班が、PC-98ネットスケープナビゲーターを用いたネットサーフィン中に見つけた Google Earth の結果だったコトが判明する。

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胃炎や精神疾患により、半数以上が異動となっていた(仮称)防衛省内住民対応部が「元データを間違えちゃった。ゴメンネ。ゴメンネ~」と住民説明を行ったが、役職上出席しなきゃダメなのは分かるけどさ、あ~あ、休みたかったなぁ~と思っていた東北防衛局の男は説明会で睡眠時間を確保してしまう。

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住民は「しったげごしゃげる!」と怒りをあらわにすると、自分個人に火の粉が降ってくるコトを恐れた当時の防衛大臣は「やめだ。やめだ。」とイージス・アショアの配置計画を白紙にしてしまった。

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以上のような経緯の後、防衛省内では
Google防衛省の敵である。今後一切の利用を禁ず!
という通達が有り、Googleのサービスを使うコトができなくなった。

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そんな今年、「今度さ、観艦式の一環で、艦艇一般公開をするんだけどさ、木更津埠頭ってちょっと不便じゃん!? まあ、車以外で来る人がいるとも思えないけどさ、シャトルバスを出すのは渋滞に拍車かけるだけだし、一応、最寄り駅からの歩いた場合の時間を書いとこっか?」と新入隊員に仕事が回ってきた。

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新人隊員は「Google使わなかったら、どうやって時間測ればいいんですか?そんな方法有るんですか?」と退役間近の上司に相談する。

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上司は「何でも機械に頼っていると、戦場で機械がダメになった場合、何もできなくなって、殺されるのを待つだけになってしまうぞ?」と、コンピューターのコトを「機械」と呼び説教を始めた。
「オレらが実戦演習のときに習ったのが、手持ちの道具で対処する方法だ。」

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新人隊員「道具?」

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退役間近の上司「そうか、君は防衛大学出身じゃなくて、一般採用だったね。まあ、いい。例えば、迫撃砲を撃つ場合、砲弾の種類と敵までの距離を合わせると仰角を何度にすればいいか分かる。敵までの距離は目視と地図上の距離をサンスケで測る。」

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新人隊員「サンスケ? 江戸時代に銭湯で背中を流していた?」

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退役間近の上司「今どき、建設業の人間でも、その鉄板ネタは言わないじゃないか? 三角スケールを略してサンスケって言うんだよ。これが三角スケールだ。」

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新人隊員「100分の1、200分の1、250分の1、500分の1… 中途半端な縮尺が有るんですね?」

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退役間近の上司「地図を読む時、よく使うのが250分の1と500分の1だ。」

 

…と、木更津駅と木更津埠頭の距離を測った新人隊員が、250分の1の図面を500分の1と間違えて、2倍にしてしまった。…というのがオレの読みだ!

おまけ

2013年2月の衆議院予算委員会において、民主党原口一博が「Google Earth か何かで見れば、どこに日本の艦船がいたか分かる!」と発言したように、東大出身の国会議員様にも「神の目を持った。」と認められた Google Earth ではあるが、防衛省はイージス・アショアの件で辛酸をなめたワケだが、後日談が有った。

防衛省幹部A氏は「おいおい。そりゃ、資料を間違えたオレらも悪いけどさ、国会議員のパフォーマンスに振り回されるのは困るよねぇ~。イージス・アショアの契約終わっちゃってるし、どうしよっか?」と上層部連中に漏らすと…
幹部B氏「護衛艦に載せません?」
幹部A氏「は?」
幹部B氏「護衛艦の主砲から吐き出された薬莢が海に落ちても騒ぐ住民はいませんよ? 護衛艦に載せちゃえば、ブースターがドコに落ちようが関係ないじゃないですか?」
幹部A氏「いやいや、あれだけデカいシステムを載せられる船は無いだろ?いずもの甲板使うワケにはいかないし。」
幹部B氏「令和の大和を創るんですよ!」
上層部一同「おお!」
幹部A氏「大和か~!いいねぇ~ なんか興奮したら、腹が減ってきた。」
幹部B氏「じゃあ、麺屋武蔵にします?」
幹部A氏「大和に武蔵か! 起死回生だな!!」

toyokeizai.net

 

…と馬鹿みたいな経緯がありませんように。