八戸基地航空祭 2022(2022.9.10)

「八戸基地航空祭 2022(八戸航空基地開隊65周年記念)」のプログラムは…

  10:00~ 花電車の運行

  12:15~ 大湊音楽隊演奏

  13:30~ P-3C哨戒機 展示飛行

  13:50~ AH-1S対戦車ヘリコプター展示飛行

  14:30~ F-15J戦闘機 展示飛行

…となっており、8:30 に開場されるけど、最初の催し物である「花電車の運行」が 10:00 という開場前に並ぶ必要性ゼロのイベントである。

撮影目的と考えると、他のどの航空祭よりも最前列確保の競争率は低いと思われ、航空祭の撮影初心者にとっては、最適のイベントであると想像する。

 

アクセスの為の特別なバスが運行されるワケでもないので、基地へのアクセスが一番の難関だろうけど、基地内に駐車できるようなので、一番の良策は自動車によるものじゃなかろうか?

入場してからエプロンまでの距離も他の基地よりも短いので、体力に不安が有る人でも参加しやすい。

さて、オレはと言うと、JAL155便の三沢空港 11:50 着の便で到着したが、リムジンバスが 12:20 発のはずが、札幌からの客を待ったせいか 12:40 発になった。

この時点で20分遅れ。

その後、バスは慌てることもなくのんびり走り、「ハイテクパーク入口」には 12:40 着予定が 13:05 着と25分遅れ。

さて、ここからが問題。

「ハイテクパーク入口バス停」と呼ばれる「ローソン八戸北バイパス店」の外れから、「海上自衛隊 八戸航空基地」の正門までは、GoogleMap によると徒歩 37分で到着予定。

バス下車時、既に若干尿意を覚えていたので、ローソンに戻ってトイレを借りるべきか?と考えたが、田舎道だろうから、イザとなれば林の中で立ちションだ!と決意し歩を進める。

途中、あ!あ!とここで道を反れるか悩むぐらいに尿意が高揚する。

青い森鉄道を渡る前の「西霊園」に管理事務所が見える。

絶対にトイレが有るはず!

少し早足になりながら、「西霊園」に入り、管理事務所へ一直線。

入口が2か所見えたが、近い方の入口から突入。

詰所みたいな部屋には誰も居なかったが、奥から男の声「何でしょう?」

こちらに向かって来ている足音はするけど、姿は見えない。

「お手洗いを貸して欲しい!」と訴えると、「どうぞこちらです。」と姿が見えたので、「恐れ入ります。」と最敬礼して、無事たっぷり放尿。

数十年ぶりに野小便をすることなく、文化人らしく便器に放尿。

「ありがとうございました。助かりました。」と奥に戻った男性に声をかけ、再び元の道に戻る。

青い森鉄道の踏切へ道を下り、渡ると上り坂。

StreetViewでおおまかに見ていたより、坂は急に感じる。

オレの他には誰もいないので、マスクは外し、はあはあ言いながら歩を進める。

八戸野辺地線という県道8号線とのT字路は、滑走路の正面だからだろう、数台の車が停まっていた。

一瞬、ここでオレも待機するか?とも考えたけど、こちらは風上に辺り、着陸する機体を見ることになるので、オレ的に好みのアングルではない。

右折し歩を進めた直後、P-3C が着陸した。

ああ! 13:30 からのプログラム終盤か。

途中、寄り道したとはいえ遅れている。

なるべく起伏のない最短距離を歩きたいので、住宅街の道に入る。

カーブを曲がったところで、八戸航空基地の正門が見えた。

結果、バスを降りてから40分以上かかった。

コアラハウスは何じゃろか? どうでもいいけど。

中心街とは逆方向だけど、1時間に1本ぐらい。

こんな時間に歩いて基地に入るなんてオレぐらい。

正門を入ってから持ち物検査のテントの10数人の兵隊さんからずっと見られる。

意外とちゃんと持ち物検査が行われ、無事本格的に入場。

誰も歩いていない広い基地の道路を勘でエプロンへ。

ほどよい入場者数。

AH-1Sコブラが離陸。

アメリカン・スナイパー」「ザ・ロック」「コン・エアー」など映画で見る「コブラ」は精悍で頼もしいが、運用開始が1967年らしいので、もうすぐ定年の歳だ。おしっこの切れも悪いはず。

現在において、どのような活用方法があるのだろう?

対戦車ヘリコプターということになっているけど、ロシアも中国も揚陸艦が少ないから、一斉に戦車を上陸させるとも考えづらいから、ゴムボートで上陸する歩兵相手にデカい玉ブチ込むか、ゴムボート沈めるぐらいかな。

歩兵がジャベリンみたいなミサイル持っていればヘリコプターなんぞ簡単に落とせるだろうからな…

意外とたっぷり飛んでくれた。

ヘリコプターは写しやすい。

今回、改めて説明書を読み直し、カメラのセッティングを決めてきたつもりだったけど、フォーカスが合わないケースが有ったので、いろいろセッティングを変えて試しながら撮って、やっとセッティングが決まった。

森の向こう側に着陸。ヘリポートがあっち側に有る。

F-15Jが離陸。

パンダと間違われる白黒の熊のマークだから、千歳の第203飛行隊。

地上の飛行機やヘリコプターが動き始めたりして、アナウンスが聞こえない。

飛び方にどんどん気合が入って来て、急上昇の末に雲の中に消えた。

「あれ?終わりか?」と思ったら終わりだった。

着陸しなかったので、そのまんま千歳まで飛んで帰ったのだろう。

運転席には何人か座っている。 そして…

丸窓にも人が…

一通りのイベントが終わった。

オレは「バスNAVITIME」を見て悩んだ。

今、バス停に向かえばギリギリ次のバスに間に合う。

逃せば約1時間後だ。

もう少し基地の中を見たいし、走るのは嫌だ。

最近は諦めがいい。

あっさり諦め、売店に向かったけど、もう店じまいをしていた。

帰投する飛行機でも見るか、とエプロンに戻ると、客はほとんど居なくなっていた。逃げ足が早い!

迷惑かけても悪いので、正門から出ると、正面の道路は渋滞中。

わ! これはバスも渋滞して時間がかかるかな?と思ってバス停に向かう間に渋滞は解消。

うん。これはよい航空祭だわ。近所に住んでいたら花電車の運行前から並ぶわ。

 

さて、バス停に到着したものの、行き先がよく分からない。

あと10分ぐらいでバスは来るはず。

以前にも述べたとおり、八戸駅は新幹線が停まる方の駅で、街の中心は、「中心街」と呼ばれる「六日町」とか「八日町」辺りで、八戸駅までは歩くと80分ぐらいかかるから誰も歩かない。八戸駅とは一緒に論じることはできない。

本八戸駅までも歩くと15分かかるけど、余所者の感覚では路線バスは、その多くが本八戸駅に寄るものだろうと考えてしまうが、地元民が乗らない八戸線は無視され、本八戸駅に寄るバスなんぞほぼ無い。とにかく「中心街」中心に回る。

しかし、この「中心街」も余所者には難しくて、バス停の「中心街」は、ほぼ「八日町」と思っていれば間違いないのかなぁ、と思っていると「三日町」で降ろされたりして、キョロキョロするはめになる。

まあ、町名が違うとはいえ、ワンブロックぐらいの距離なので大したことはないのだけど、「三日町」と「八日町」がどんな関係で並んでいるのか知らない余所者は焦る。

「八日町」の隣が「十八日町」だったりするから、いよいよ分からない。

さてバス停の行き先を確認する。

なんかおかしい。

オレはアチラ側から来たのだから、当然逆側のバス停であるべきだ。という思い込みが良くなかった。

意を決して少し離れた逆側のバス停に行ってみて行き先を見る。

「中心街」の文字が見える。

予定時間を過ぎていたせいか、すぐにバスが来た。

危なかった。

逃したら30分か1時間待たねばならない。

乗ってすぐ驚いた。

整理券を取らねば。と発券機の方を見ると、交通系ICカードのタッチ機が有る!

こないだ清水で間違ったばかりだったので、ICカードはカバンに入れ込んでいたので、慌てて取り出す。

現金は準備が大変だから、絶対ICカードを使いたい。

椅子が空いていたので座った。

次のバス停が八戸基地に一番近いようで、大勢の人が乗って来た。

運が良かった。

ずいぶん長い時間バスに揺られた。

知らない風景が続くので、八戸って意外と広いな、と思いながらウトウトした。

立っていたら、こうはいかない。

 

無事中心街で下車して、無事ホテルにチェックイン。
糞尿を垂れ流し、早速夕飯をとるため、予め目処を付けていた店に向かうが、既に列ができている。
待つ気はナシ。
次の店に向かう。
そこも入店待ちの列。
明日の三沢基地航空祭の客で溢れているのだ。
その後ウロウロしまくって、ホテルからかなり離れた人通りの少ない場所で、適当な店に入店。
小一時間で一気に飲み散らかした。


しかし、八戸基地の航空祭は気に入ったわ。
今まで行ったどの航空祭より地元密着って感じで、いい雰囲気だった。